サム・バンクマン=フリード氏が率いる仮想通貨取引所FTXの投資部門は、現在進行中の仮想通貨弱気市場に対応して、アラメダ・リサーチのベンチャーキャピタル業務を吸収したと伝えられている。

25日のブルームバーグの報道によると、アラメダ・リサーチのキャロライン・エリソン氏は、合併が前共同CEOのサム・トラバッコ氏が24日に辞任を発表する前に起こっていたとインタビューで述べた。FTXの投資部門であるFTXベンチャーズは、1月に立ち上げられ、運用資産は20億ドルだった。
 

FTXベンチャーズを率いるアミー・ウー氏は、取引の一部として行われた支払いはなく、アラメダ・リサーチの投資部門は完全にFTXベンチャーズの傘下にあり、2つは互いに仮想通貨取引所から独立して運営されていると明らかにした。ウー氏によると、2つの会社は現在のところ独立して運営され、アラメダ・リサーチ側のチームは「日常的にベンチャー側であまり仕事をしていない」という。

7月に、ボイジャーデジタルは、破産手続きの一環として、仮想通貨と未払いローンを買い取るためのFTXとアラメダ・リサーチからの共同オファーを拒否した。同社の法務チームは当時、提案された買収が「顧客を傷つける可能性がある」と述べた。アラメダ・リサーチは、仮想通貨カストディ企業アンカレッジ・デジタルを支援するなど、独自のオファーを行っている。