農業に焦点を当てた上場投資信託(ETF)プロバイダーのテウクリウム・トレーディングが、ビットコインを使って自社のETFの品揃えを広げることを計画している。

同社は木曜、ビットコイン先物契約の指標価格に連動するビットコイン(BTC)ETFを開始するため、米国証券取引委員会(SEC)に申請を行った

計画されているこのETFは「テウクリウム・ビットコイン先物ファンド」と名付けられ、投資家に対しビットコイン市場への価格エクスポージャーを得る手段を提供するために設計されている。SECがこの新製品を承認する場合、テウクリウムの発行するETFはNYSE Arca証券取引所においてBCFUのシンボルで取引される。

契約は現金決済になるが、「ただし、本投資信託はビットコインのスポット価格に基づき、随時、他の取引所に上場されているビットコイン契約を取引する場合がある」と、申請書に記載されている。「本投資信託の投資目的は指標となるビットコイン先物契約の価格に連動することであるため、ETFの価格の変化がビットコインのスポット価格の変化とは異なる場合がある」と、テウクリウムは言及している。

バーモント州に本社を置くテウクリウムは現在、NYSE Arcaで取引されているいくつかの農業ETFを提供している。それらのETFの中には、テウクリウムとうもろこしファンド、テウクリウム小麦ファンド、テウクリウム大豆ファンド、テウクリウム砂糖ファンド、テウクリウム農業ファンドなどがある。