イーサリアム基盤のアダルト業界向けプラットフォーム「スパンクチェーン」は7月31日、仮想通貨決済サービス「スパンクペイ」を発表した。「ユーザーがアダルトコンテンツで楽しむためのシンプルかつシームレスで低コストな方法を提供する」のが狙いだとしている。
ユーザーは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ジーキャッシュ(ZEC)、モネロ(XMR)といった仮想通貨で決済できる。またスパンクペイを導入する加盟店には0.5%の手数料を課す仕組みだ。
今回の発表によれば、アダルトコンテンツのファンサイトであるジャスト・フォー・ファンズと、アダルトチャットサービスのスカイプライベートの2社がスパンクパイを導入する。
ジャスト・フォー・ファンズの創業者ドミニク・フォード氏は、この決済インフラが、アダルトコンテンツ業界に重要な価値をもたらすと強調する。
「スパンクチェーンを使用すれば、アダルトを扱っている会社だからといって、決済サービスを断れる心配をしなくても済む。アダルト業界を嫌がる外部ソリューションを使うよりも、私たちの仲間であるアダルト向けソリューションプロバイダーをサポートしたい」
ポルノハブなども仮想通貨導入
アダルト業界では仮想通貨やブロックチェーンの活用に積極的だ。伝統的な決済サービスや銀行がサービス提供を断るリスクのほか、仮想通貨の持つ匿名性が評価されているようだ。
ポルノハブは昨年8月、仮想通貨決済サービスのプーマペイと提携し、仮想通貨決済を導入した。またポルノハブの子会社チューブ8は、ブロックチェーン基盤のプラットフォームを構築する計画も浮上していた。
ほかにもストリッパーへのチップに仮想通貨を導入する試みというのもあった。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版