ポルノサイト「チューブ8」がブロックチェーンプラットフォーム導入へ 閲覧者にトークンで報酬

 ポルノウェブサイトのチューブ8(Tube 8)は、ブロックチェーンをベースとしたプラットフォームを構築する計画を明らかにした。同プラットフォームでユーザーは、チューブ8の動画を閲覧したり、コンテンツに関わり合うことで、仮想通貨トークンを稼ぐことができる。ハードフォークが8月17日に伝えた。

 ポルノハブの派生サイトである、このアダルト向け娯楽ストリーミング サイトは、ヴァイス・インダストリー・トークン(VIT)社と提携し、チューブ8の1000万人のユーザーと1億5000万人の月間ウェブサイト訪問者向けに、トークン化したプラットフォームを開発することを発表した。この新たなシステムは、今年末までに実装される予定だという。

 チューブ8の広報担当ロビン・ターナー氏がハードフォークに語ったところによれば、このプラットフォームはユーザーに対し「無料コンテンツを閲覧することでお金を稼ぐ」機会をもたらし、ユーザーは「コンテンツの閲覧に対し、いくつかのサイトでは要求されるようなお金を支払う必要がない」という。同氏は次のように続ける。

「現在の仮想通貨の人気を考慮すれば、当サイトの動画を閲覧したり、関わり合うことに対し(ユーザーに)お金を支払うのが、当然の流れだった。ユーザーの注目には高い価値があると評価しており、彼らにさらに何度も戻ってきて欲しいと考えている」

 ターナー氏によれば、この新たなユーザーエンゲージメント モデルは、ユーザーがヴァイストークン(基本的にはユーティリティー トークンとして機能)を稼ぐことを可能にし、「人々のアダルト向け娯楽コンテンツの消費方法にパラダイムシフト」を起こすと、チューブ8は確信している。この戦略は同サイトに閲覧者を引き止めることを目的に設計されていると、ターナー氏はハードフォークに説明する。

「これまでユーザーは、ログインして何本か動画を閲覧するとサイトを離れてしまっていたが、VITが彼らに、アカウントを作り、ヴァイストークンを生み出すコンテンツと関わり合う動機を与える」

 多くのプラットフォームと同様にチューブ8のトークン化計画も、規模の問題に苦しむ可能性がある。VITはイーサリアム ブロックチェーンを基礎とするERC20トークンであり、現在は毎秒15件程度の取引しか処理できない。現在の日間訪問者数を考えれば、ブロックチェーンを詰まらせることなくサイトをトークン化する唯一の方法は、中央集権的なサーバーで報酬システムを実行することだろう。

 VITはすでに、アダルト向け娯楽業界で他にも多くのサイトと提携関係を結んでいる。その中には、ドナルド・トランプ米大統領と不倫関係にあったと主張するポルノ女優、ストーミー・ダニエル氏のStormyDaniels.comも含まれている。

 しかし、VITは現在、アダルト向け娯楽業界でおそらく最も有名な会社、プレイボーイとの激しい論争に巻き込まれている。プレイボーイがカナダの会社グローバル・ブロックチェーン・テクノロジーズ(BLOC)を詐欺と契約違反で告訴したのを受け、VITは集中攻撃を受けた。AVNの報道によれば、VITのスチュアート・ダンカンCEOは現在、プレイボーイに「何百万ドル相当も」奪われたとして、同社を告訴しようとしている。