分散型金融(DeFi)の7つの主要企業が集結し、トークン化資産アソシエーション(TAC)を設立した。新たな業界団体は9月7日、パブリックブロックチェーン、資産のトークン化、そして機関投資家向けDeFiの普及を目指すと発表した。
Aaveカンパニーズ、セントリフュージ、サークル、コインベース、Base、Credix、ゴールドフィンチ、RWA.xyzは、この団体の創設メンバーだが、TAC設立趣意書によれば、「ブロックチェーン上に統一的な金融システムを構築するという私たちのビジョンを共有するあらゆる組織」が参加できるとしている。
初期の活動は、四半期刊行物の発行、イベントへの参加、そしてワーキンググループの設立を含む。このグループによれば、「実世界の資産のトークン化は、伝統的な金融システムと暗号資産金融システムが協調し、その努力を結集して現行の金融システムの非効率性を排除するための最善の機会を提供する」とのことだ。
また9月7日には、ポリゴンラボと韓国のミラエアセット証券が、「さまざまな企業」と共にミレア資産証券トークンワーキンググループを設立すると発表した。ポリゴンはこのグループの技術コンサルタントを務める。
共同研究を行うほか、このコンソーシアムは、「国内外のトークナイズド証券ネットワークやエコシステムの成長を支援し、ブランド認知度を高めるイベントを開催するなど、さまざまなイニシアチブに協力する」と約束している。ミレアアセット証券トークンワーキンググループは、国際的なベストプラクティスを韓国のインフラに統合し、韓国の金融セクターをグローバル化することを目指すとしている。
「ミレアの取り組みは、韓国の国内金融システムと海外の同業者との間の相互運用性を確立する上で大いに貢献するだろう」と、ポリゴンラボのエグゼクティブチェアマンであるサンディープ・ナイルワル氏はコメントした。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン