英拠点の仮想通貨貸付およびリクイディティプロバイダーB2C2は、機関投資家向けにサービスを提供する米仮想通貨会社SFOXと提携する。2月12日にプレスリリースで発表した。機関投資家向けに店頭取引(OTC)取引サービスを充実させる。

今回の連携では、SFOXのクライアントである資産運用会社やファミリーオフィス、富裕層の個人などを対象に、単一の窓口でB2C2の大規模な流動性プールおよびより安価な価格でのOTC市場へアクセスできる環境を提供する。

SFOXの成長担当の責任者を務めるダニー・キム氏は、以下のように述べている。

「我々は、信頼できる価格付けや電子取引能力を持つ最大のOTCリクイディティプロバイダーであるB2C2との提携をうれしく思う。SFOXのクライアントは、より大きな価格発見の恩恵と、OTC流動性の新たなソースから恩恵をうけるようになるだろう」

B2C2の創業者兼CEOのマックス・ブーネン氏は、以下のようにコメントしている。

「我々の提携は、より幅広い市場参加者らによる、B2C2のリアルタイムでのOTCの価格付けと双方向の市場へのア深いクセスを可能にする。ほぼ完全にOTCと言えるFX市場のように、デジタル資産は取引所外で取引される機会が増えており、結果としてスプレッドが狭くなり、より流動性が高くなる」

B2C2は、SFOXプラットフォームに追加される最初のOTC取引プラットフォームとなる。今回の発表によれば、過去3年間、仮想通貨OTC市場は従来の取引所から市場シェアを獲得している状況という。

【関連記事:OTC取引のB2C2、仮想通貨ビットコイン現物決済の金デリバティブ商品を発表

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン