ケイマン諸島に拠点を置く資産マネジメント会社クリプトイン・インベストメント・アドバイザーズが、SEC(米証券取引委員会)に新たなビットコインETFの申請をした。
新たなビットコインETFの名前は、「クリプトイン・ビットコインETF・トラスト」。コインデスクによると、仕掛け人は金の国際調査機関であるワールド・ゴールド・カウンシル出身で、金ETFのSPDRゴールドシェアーズを手がけていたジェイソン・トウセイント氏だ。
ビットコイン価格は、CME CFビットコイン参考基準レート(BRR)を反映する。上場先は、NYSEアーカだ。申請日は10月15日となっている。
クリプトインは、CMEのレートは他の指標より「価格操作に耐性がある」と述べている。
また、全てのビットコインは「第3者のカストディアン」で保管する。具体的なサービス名は空欄となっている。
仮想通貨市場における価格操作とカストディーの問題は、SECにとって大きな懸念材料となっている。
今月10日、「最後の希望」とされていたビットワイズのビットコインETFがSECに拒否された。
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アナリストの中からは、ビットコイン市場規模が小さいことやSECの現体制の問題などから、ビットコインETFが承認されるのは数年先という見方が出ている。
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