米VCが予測、「今後はゴールドマン以外の金融機関も参入」

 ベンチャーキャピタル(VC)ブロックチェーン・キャピタルのパートナーであるスペンサー・ボガート氏が、ゴールドマンサックスに続いて他の銀行も仮想通貨のトレーディングデスクの開設に踏み切ることになるだろう、と4日に放送されたCNBCの経済番組『ファスト・マネー』で語った

 ニューヨークタイムズの報道によれば、ゴールドマン・サックスは、顧客から数多くの依頼が寄せられていることをうけ、ビットコイン(BTC)契約のトレーディングデスクを間もなく開設することを明らかになっている

 ボガート氏は、このニュースは「間違いなく大きなステップだ」とCNBCに対し述べたものの、「突然今になって堰を切ったようにビットコインの制度化へ進むことが完璧な解決策だとは考えていない」という。

 銀行がゴールドマン・サックスに続くとする論拠は、ゴールドマンの知名度によるものではなく、「この市場が非常に大きく、もはや無視できない」ということだ、とボガート氏は付け加えた。

「ほとんどの銀行にとって、コインベースやバイナンスといった企業が動かしている金額は。既に見たり聞いたりしているものだ。市場に参入しなければ、このような中からウォール街最大の銀行のいくつかを上回る企業がでるかもしれない、という現実的なリスクがある」

 ゴールドマン・サックスは今のところデリバティブ商品だけを扱うことになる予定で、ボガート氏は、同社がビットコインの直接取引を追加する場合には、次に解決しなければならない問題はカストディ(保管・管理)だろう、と述べた。

 仮想通貨の将来について尋ねられ、答えるべき最も重要な問いは仮想通貨の「フロー」である、とボガート氏は語った。同氏は、新たな買い手がさらに増えると信じている。

 この1ヶ月間だけで、ゴールドマン・サックスでは役員のうち複数名が仮想通貨業界に移った。同社の元社員で、今は仮想通貨のマーチャント・バンクウォレット、スタートアップで勤める者もいる。

 ゴールドマン・サックスは4月末、顧客が仮想通貨を扱うのを支援するため、証券部門のデジタル資産マーケット担当副社長として仮想通貨トレーダーのジェイソン・シュミット氏を採用している