過去12か月間に英国で登録申請を行った仮想通貨企業のほぼ90%が、金融監督機関の基準を満たせなかった。
英金融行動規制機構(FCA)の2024年の年次報告書によると、多くの仮想通貨企業は詐欺防止とマネーロンダリング対策に不備があり、承認を得るのが難しかった。
「87%以上の仮想通貨登録が、マネーロンダリング対策の不備により撤回、拒否、または却下された」と報告書は書いている。
出典:FCA
規制当局は、昨年の仮想通貨企業登録申請のうち、合計35件のうち4件のみを承認した。15件の申請は撤回され、9件は拒否された。
「評価を行うために必要な主要な要素が含まれていないか、主要な要素の質が低いため、申請が無効とされた」と規制当局はフィードバックとして指摘している。
仮想通貨企業は英国を脱出するか
国際法律事務所リード・スミスは8月30日、仮想通貨企業がスタートを切る際には英国以外を検討するべきだと警告した。これは、非常に長い待ち時間と、FCAが新しい仮想通貨申請を迅速に処理するための政治的意志が不足しているためだ。過去3年間で、FCAが仮想通貨企業の登録を処理するのに平均459日を要している。
一方、過去3年間で186件の申請が撤回された。「仮想通貨企業が待ちきれずに申請を諦め、国外を検討し始めたために申請が減少しているのであれば、これはロンドンの競争力に対する明確な警告となるべきだ」とリード・スミスのパートナーであるブレット・ヒリス氏は語った。
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