CoinGoLiveがまとめたCoinGeckoの価格データによると、現在の弱気相場において、トップ100の仮想通貨のうち72のコインが史上最高値から90%超下落している

時価総額の大きなコインは、他のコインよりも良い結果を残している。時価総額でトップ10の仮想通貨のうち、9つは現在の市場低迷期でも下落率は90%以下となってる。最大の仮想通貨であるビットコイン(BTC)は、11月の高値である69,000ドルから70.3%下落している。2位はイーサ(ETH)で、4,878ドルの最高値から78%下落している。

トップ10に入るコインのうち、バイナンスコイン(BNB)、カルダノ(ADA)、ソラナ(SOL)、ポルカドット(DOT)は68%~88%の下落率となっている(3つのステーブルコインUSDT、USDC、BUSDは除いている)。リップル(XRP)は例外で、最高値から90.56%の下落を記録している。

この上位10コインの最高値からの平均下落率は79%、上位20コインの過去最高値からの平均下落率は81.1%である。

取引所トークンは最高値からの平均下落率が68.3%と、他の多くのセクターよりも良好な状態にあるようだ。

そこで最もパフォーマンスが良いのは、38.87%の下落にとどまったLEOトークンだ。LEOは、iFinexが管理する取引所ビットフィネックスのためのイーサリアムベースのユーティリティトークンだ。トレーダーの手数料を削減するために使用されている。

取引所CoinflexのFLEXトークンは時価総額で83番目のコインだが、最高値からの下落率は38.6%にとどまっている。FLEXトークンは、その取引プラットフォームにおける取引の支払いと取引手数料の削減に使われる。Coinflexは、価格回復力の理由として、そのトークンバーンメカニズムを喧伝している。

取引所KuCoinのユーティリティ・トークンであるKCSは、最高値から61.43%の下落を記録した。KCSは、取引所の手数料を削減するために使われるERC-20トークンだ。

仮想通貨の時価総額は1兆3000億ドルから9960億ドルへと24%減少した。多くの仮想通貨が過去1週間で大きな損失を経験した。この間、BTCも30,500ドルから6月15日の安値20,216ドルまで約35%下落した。