イーサリアム(ETH)は日曜日に4950ドル超の史上最高値を更新した後、12%下落し4300ドルまで調整した。しかし複数のデータは、ETH価格が2025年にさらなる上昇余地を残していることを示している。

イーサリアムETFと企業需要が牽引

イーサリアムへの機関投資家の関心は急速に高まっており、過去最高のETF流入と企業の準備資産としての採用が背景にある。

米国の現物イーサリアム上場投資信託(ETF)はかつてない需要を集めており、2024年7月のローンチ以来、累計純流入額は137億ドルを突破した。8月11日には単日で過去最高となる10億2000万ドルの流入があった。

ファーサイド・インベスターズのデータによれば、木曜日も3910万ドルの純流入が記録され、6営業日連続の流入となった。

イーサリアムETFの流入額 Source: Farside Investors

イーサリアムETFへの流入はビットコインETFを大きく上回っており、ビットコインETFの10倍の資金を呼び込んでいる。これは資金循環がビットコインからイーサリアムへシフトしていることを反映している。

さらに、イーサリアムは企業の準備資産としても拡大を続けている。ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは7万8791ETH(3億5460万ドル相当)を追加購入し、保有資産総額は80億ドルに達した。これは企業として最大のETH保有額となる。

こうした採用の広がりを背景に、トレーダーはETHの次の重要な節目として7000ドルを注視している


ネットワーク活動の活発化

イーサリアムのネットワーク基盤はこれまで以上に強固になっている。ナンセンのデータによれば、月間平均取引件数は7月の3170万件から4980万件へと57%増加した。

アクティブアドレス数も24%増の960万件に達した。同時期、分散型取引所(DEX)の週次取引高は8月第2週に392億ドルと過去最高を更新した

Source: Nansen

取引件数の増加、アクティブアドレスの拡大、DEX取引高の記録更新は、イーサリアムへの需要拡大を裏付けている。

イーサリアムのDeFiにおける総ロック価値(TVL)は920億ドルに達し、市場シェアの60%を占めている

イーサリアムのTVL Source: DefiLlama

ビットコインに対する相対的強さ

ETHは4月以降195%上昇しており、ビットコイン建てでも価格を倍増させている。

BTCは同期間で47%の上昇にとどまる一方、BNBは55%、ソラナ(SOL)は98%の上昇を記録した。

ETH/BTCペアは8月24日に0.043BTCの12か月ぶり高値をつけ、5年ぶりに月足チャートでMACDの強気クロスを示した

最後にこれが起きたのは2020年6月であり、その後ETH/BTCは270%上昇し、ETH/USDは2021年11月に4867ドルの史上最高値をつけるまで2300%の上昇を遂げた。

アナリストの間では、今回も類似のパラボリックな上昇が起こり「アルトシーズン」を迎える可能性が高いとの見方が広がっている。

ETH/BTCの推移. Source: Cointelegraph/TradingView

テクニカル分析も強気示唆

イーサリアムの複数のテクニカル指標も強気を示している。

日足チャートでは「ラウンドボトム」パターンを上抜けし、ネックラインの4100ドルを上回って推移している。ターゲットは1万2130ドルで、現在価格から180%の上昇余地がある。

ETH/USD daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView

トレーダーのジェレ氏は週足チャートの「メガホン型」パターンを指摘し、ETHが1万ドルに向けて強気トレンドを再開するとみている。

この見方は、スタンダードチャータード銀行のジェフリー・ケンドリック氏が年末までに少なくとも7500ドル到達と予想している見解とも一致する。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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