米ニューヨークを拠点とする投資運用会社ニューバーガー・バーマンは、仮想通貨への間接的なエクスポージャーを獲得できるようにするため、コモディティファンドを申請した。

米証券取引委員会(SEC)への申請によれば、ニューバーガー・バーマンはコモディティ戦略ファンドにより、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の先物やビットコイン投信、上場投資信託(ETF)などを通じて仮想通貨に間接的なエクスポージャーを持つようになる。

このファンドの運用資産は1億6400万ドル以上になるという。ニューバーガー・バーマンは7月31日現在、4020億ドルの総運用資産(AUM)を持っており、その0.04分ということになる。

ニューバーガー・バーマンの申請は、SECのゲイリー・ゲンスナー委員長が最近、直接的なエクスポージャーによるものではなく、仮想通貨先物に基づくETFの受け入れに前向きであることを示唆したタイミングで出てきた。ゲンスラー氏の発表を受けて、同様の「ストラテジー」ETFを政府機関に提出した企業もある。投資会社のインベスコは8月5日、直接エクスポージャーのないビットコインETFを発売する独自の計画を発表した。