ソラナ(SOL)は史上最高値295ドルから72%下落し、2025年10月の上場投資信託(ETF)開始時に記録した188ドルの水準を大きく下回っている。2025年12月初旬以降、現物ソラナETFへの資金流入は減速し、価格は4カ月にわたり大きく調整した。
一方で、ソラナのオンチェーン取引高や収益指標は競合を上回る水準を維持しており、長期的な価格見通しが再び史上最高値回復へ傾くのかに注目が集まっている。
ETFの底堅さはネットワーク利用と一致
現物ソラナETFは2025年10月下旬に開始され、最初の5週間で平均1億ドルを超える純流入を記録した。2025年12月以降、週次流入額は減少し、2026年2月にSOL価格が86ドルまで下落する中、平均2000万ドルから2500万ドルで推移している。

4カ月間の下落局面における累計流出学は、2週間で合計1130万ドルにとどまった。これに対し、現物ビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)のETFは同期間に4カ月連続の資金流出を記録している。
価格とは対照的に、ソラナのネットワーク活動は活発だ。過去30日間でソラナは1080億ドルの分散型取引所(DEX)取引高を処理し、イーサリアムの637億ドル、Baseの314億8000万ドルを上回った。1月の取引高は1170億ドルに達し、12月および11月を上回った。2025年1月以降の週平均は200億ドルから250億ドル付近で推移している。

直近24時間では、ソラナのアプリ収益は310万ドルとなり、イーサリアムの295万ドルを上回った。アクティブアドレス数は217万件で、イーサリアムの68万2236件を大きく超えている。チェーン手数料は72万2706ドルで、イーサリアムの35万6438ドルを上回った。
ソラナのRWA(現実世界資産)セクターも過去最高の17億1000万ドルに拡大し、30日間で45%増加した。ただし同分野の総分配資産価値253億7000万ドルのうち、イーサリアムが150億ドルを占めている。
サポートゾーンと評価ギャップ
仮想通貨トレーダーのサイエンティスト氏は、潜在的な底形成を左右する2つのマクロ領域を指摘した。1つ目は60ドル~70ドルの0.75フィボナッチ・リトレースメント水準で、大きな上昇トレンド内での深い調整局面に関連する水準だ。

2つ目は22ドル~29ドルの週足需要フェアバリューギャップ(FVG)で、25ドルから200ドルへの急騰前に形成された流動性不均衡ゾーンに当たる。
現状では価格は週足レジスタンス120ドルを下回り、構造は上値を抑えられている。
週足チャートでは、SOLは既に51ドルから80ドルの需要ゾーンを試しており、このリトレースメントゾーンと重なる。現在の価格水準から回復に向かう可能性がある。
UTXO実現価格分布(URPD)データも示唆を与える。供給量の6%超が現在の価格帯で最後に移動しており、密集した取得単価ゾーンを形成している。次に3%超の供給が集中するのは20ドルから30ドルのゾーンだ。

評価面では、SOLは実現供給クラスター付近に位置し、ETFポジションは大きく解消されていない。総ロック価値(TVL)は低いものの、DEX取引高は他チェーンを上回っている。
価格の圧縮と安定した資金流入、ネットワーク利用拡大は、活動水準と評価の間に明確なギャップが存在することを示している。
このギャップが価格上昇で解消されるかどうかは、今後数カ月間において51ドルから80ドルのサポートゾーンと120ドルのレジスタンス水準がどのように機能するかにかかっている。
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