ソラナ(SOL)の週足チャートは、SOL価格が130ドル付近で底を形成した可能性を示しており、今後数週間で250ドルまで回復する展開の布石になるとみられている。
250ドルへの反発を示唆
11月11日以降の値動きにより、SOLの4時間足チャートにはV字回復パターンが現れている。これは、SOL価格が173ドルの高値から25%下落した急落に続く動きだ。
この下落局面では強気派が押し目を買い、現在の水準まで急速に反発した。相対力指数(RSI)は、11月13日の28から現在は50まで上昇しており、上昇モメンタムの強まりを示している。
価格がV字パターンを完成させる過程で、パターンのネックラインである170ドル付近の供給ゾーンを目指す可能性がある。これは現在の価格から22%の上昇となる。
週足チャートに目を移すと、SOL/USDペアは130ドルで強力なサポートを持っていることが確認できる。
過去にもこの水準から大きな反発が起きており、2024年9月〜11月には127ドルから265ドルまで108%上昇。2025年6月〜9月には130ドルから250ドルまで98%上昇した。
同様の展開となれば、SOLは現在の反発を250ドルまで拡大する可能性があり、現水準から約80%の上昇となる。
また、短期足ではRSIが売られ過ぎ水準に到達しており、歴史的に大きな反転の前兆となるレベルにある点も注目される。
現物・先物市場で買い手が回帰
コイングラスのデータによると、ソラナの先物建玉(OI)は過去24時間で5%増加し73億ドルに達した。また、永久先物の資金調達率(8時間)は建玉の上昇に合わせ、-0.0001%から0.0059%へとプラス転換した。
建玉の増加と資金調達率の上昇は、SOL先物市場の需要回復を示しており、ロングポジションが過密になり、材料が出ればショートスクイーズにつながる可能性もある。
一方、ネットテイカーボリュームもプラスへ転じ、下値で買い手が増加していることを示している。スポットCVDも上昇しており、反発が現物と先物の双方に支えられている健全な形といえる。
ソラナETFへの資金流入が継続
現物ソラナ上場投資信託(ETF)は投資家の関心を引き続き集めており、15営業日連続の資金流入を記録した。これは同ネットワークのネイティブ資産に対する機関投資家の需要を示す。
米国のソラナETFは月曜日に826万ドルの流入を記録し、累計流入額は3億9000万ドル、総資産額は5億1300万ドルを超えた。
同日にはヴァンエックのソラナETFがローンチされており、今後1週間以内に複数のETFが新たに上場する見込みで、SOLへの追い風になっている。
ナンセンの追加データでは、ネットワーク指標も強まり、過去30日でアクティブアドレス数が18%、日次トランザクションが9.1%増加している。
ソラナの強力なオンチェーン指標とDApps収益の優位性は長期的な強さを示しており、SOLの上昇シナリオを裏付ける材料となっている。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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