10月25日に仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)価格急落の引き金となったことには、3つの要因が考えられる。一つ目は13300ドルから13500ドルのエリアをレジスタンスとなっていること、二つ目は先物オプション市場が中立化していること。三つ目は週末の取引がボラティリティを増幅させたことだ。
13300ドル~13500ドルのレジスタンス
価格が急落する直前、ビットコインは13127ドルから13350ドルまで急騰した。そして、多くのマイナーがビットコインを取引所に移動させたことで売り側の関心が急上昇したようだ。
バイトツリーのデータによると、この1週間で、ビットコインのマイナーがマイニングするよりも多くのビットコインが売却されていることがわかっている。
ビットコインは重要なレジスタンスレンジに急上昇したため、売り側が守ろうとしたこのエリアで、急反発したと考えられる。
一部のテクニカルアナリストは、ビットコイン価格について、13500ドルまで上昇すると予想。今回の急落前に、仮想通貨トレーダーのカンタリング・クラーク氏は次のように指摘していた。
「さらに上に行けば行くほど、アップサイドの借入/レバレッジのロング・エクスポージャーがより一般的になるだろうが、今は先物が一貫してスポットから延長されており、摩擦は明らかだ。おそらく、大きく反落する前に、もう一度13.5~13.8に上昇するだろう。」

(出典:トレーディングビュー、マイケル・ファン・デ・ポッペ)
先物オプションの中和
1週間ほどの上昇を経て、先物市場は過熱感の兆しを見せ始めた。ビットコインの資金調達率(ファンディングレート)は平均で0.01%の水準にとどまっているが、アルトコインでは高い資金調達率を示した。
仮想通貨の先物市場全体は、ビットコインの資金調達率をリセット、もしくは冷やすために反落を必要としていた。ビットコインの投資センチメントを表す「恐怖・強欲指数」も「極端な強欲」を示しており、今回の急落は健全なものとしてポジティブに捉えられそうだ。

(出典:オルタナティブ・ドット・ミー「恐怖と強欲指数」)
週末の取引はボラティリティに拍車
一方のオプション市場も6日間で、7億5000万ドル相当の期日に直面している。週末、特に日曜日にはビットコインや仮想通貨市場のボラティリティが高まる傾向にある。
ボラティリティを引き起こす要因としては、多くのことが考えられる。主な要因としては、週末の出来高の低下と、日曜日の週足終値への期待の2つが考えられる。
もしビットコイン価格が12000ドルを超えて推移すれば、2018年1月以来初めて、12000ドルを超える週足のローソク終値を記録する。

(出典:トレーディングビュー)
このように、ビットコインは依然として高いボラティリティを示しているが、高いタイムフレームで、楽観的な見通しが、市場のセンチメントを浮揚させている。
「Squeeze」として知られる人気のテクニカルアナリストは、ビットコインのマクロ的な見方では依然として楽観的であり、特に取引所のビットコイン残高が減少を続けているため、利用可能な供給量が減少していると強調した。
「取引所のビットコイン残高が3月以降、急激に減少しているため、ビットコインのマクロ的な見方は強気だ(クジラは13000ドルでも売っていない)。また、WBTCとRenBTCに13600ドルがロックされている」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン