Web3エコシステム向けバグバウンティおよびセキュリティサービスプラットフォームであるImmunefiが6日、仮想通貨業界が22年に合計39億ドルの損失を被ったことを明らかにする報告書を発表した

同報告書によると、ハッキングが損失の主な原因で、全損失の95.6%を占め、不正行為、信用詐欺、ラグプルが残りの4.4%を占めた。また、Immunefiによると、最も標的にされたセクターは分散型金融(DeFi)で全損失の80.5%を占めたのに対して、中央集権型金融(CeFi)は19.5%を占めていたという。同報告書には以下のように記されている。

「22年にDeFiは155件の事件で合計31億8002万3103ドルの損失を被り、DeFiが107件の事件で20億3601万5896ドルの損失を出した21年と比較して56.2%上昇した」

BNBとイーサリアムが最も標的になったチェーンで、22年にBNBチェーンはイーサリアムチェーンを超えて最も標的にされた。22年第4四半期には、仮想通貨業界は約16億ドルの損失を被り、主な標的となったDeFiがその57.6%を、CeFiが42.4%を占めていた。

Immunefiのミッチェル・アマドルCEOは以下のように述べた。

「積極的に脆弱性を特定し、それに言及することで、コミュニティを危険から守り、同分野における信用を築くことができる。業界をより安全にすることで、他の全てが繁栄できるようになる」