ブロックチェーン分析企業Moonstreamのレポートによれば、イーサリアムアドレスの約17%が、イーサリアム上のすべてのNFTの80%以上を保有しているという。

10月21日に公開されたレポートの分析は、今年4月1日から9月25日までのイーサリアムブロックチェーンでの700万以上のNFTトランザクションで実施された。

レポートによれば、アドレスの上位16.7%を占めるクジラやNFTプラットフォーム、取引所がイーサリアムNFTの80.98%を所有している。

「この統計はその解釈に多少のニュアンスが必要だが、それらの所有者の多くはOpenSea、Nifty Gateway、また同類の他のプラットフォームやマーケットプレイス、クリアリングハウスだ」とレポートでは付け加えている。

この数字は様々な市場やセクターに共通するパレートの法則、つまり80:20の法則を再現しているようだ。これは結果の約80%が、20%の原因によってもたらされるという法則だ。Redditでは今回のレポートがパレートの法則のようだと指摘されている

MoonstreamのデータセットはERC721トークンに焦点を当てており、ポリゴンなどのレイヤー2ネットワークのデータは含まれていない。またAPIからのデータも含まれていない。

Moonstreamは、イーサリアムにおけるNFT所有権に「大きな不平等がある」と強調したが、NFT市場はまだ小規模な投資家が参加できるほど十分に開かれているとも主張している。