Verasityのプルーフ・オブ・ビュー技術が中華人民共和国の国家知識産権局による審査に合格、中国で最初のブロックチェーン技術の特許承認を受けたアドテックモジュールとなったことを、ここに報告する。
Verasityのプルーフ・オブ・ビュー(PoV)™の技術によって、PoV搭載のコンテンツプレイヤーを通してコンテンツが閲覧されているか、および人によって広告が閲覧されているかどうかの確認が可能となる。これはVerasityの専用分散型台帳技術を通じてオンチェーンで検証され、改ざん不可能な形で記録される。プルーフ・オブ・ビューにより、広告主はボットや偽の閲覧者に対し無駄に支払われていた広告費を削減することができ、パブリッシャーは透明性の高い閲覧メトリクスを介して広告費をすぐに回収できる。
年間2,400億ドル以上の費用を費やし世界最大の広告市場を誇るアメリカでは、すでに特許を取得済み。プルーフ・オブ・ビュー技術は、特許の独占性とVerasityの独自開発により、アメリカ大陸とその周辺の島を含む西半球、そして東アジアの両方におけるアドテック市場を席巻する勢いである。
アメリカに次いで2番目の経済規模を誇る中国は、毎年広告に約1,200億ドルを投資しており、この65%以上がオンライン広告である。急成長する中国の広告市場は、中国の国内消費者1人あたりのGDPの急増に牽引されるものであり、この成長は今後も続くものと見られている。
日本の大手広告代理店電通によると、中国の広告支出は、2022年だけで7%の成長を見込んでいる。しかし専門家は中国の広告主によるアドトラフィックの三分の一がフェイクまたは無効であると予測しており、これが年間数十億という成長の正体である。プルーフ・オブ・ビューの中国での特許申請審査を通じて、Verasityは、これまでアンチフラウドに対する透明性の高い対抗手段を持たなかった中国の広告主に、革新性をもたらし、最新のアドフラウド防止技術を提供するポジションを確立しようとしている。
この特許出願は、中国では「System and Method for Proof of View via Blockchain(ブロックチェーンを介したプルーフ・オブ・ビューにおけるシステムとメソッド)」という名称で発表される。特許は2022年1月5日にその審査を通過、この結果は、中国語または英語で閲覧可能だ。
Verasity創立者RJ・マーク(RJ Mark)氏は次のように述べる。
「特許とIPで当社の専有技術を保護することは、Verasityがブロックチェーンベースのアドテックにおける世界第一人者としての存在を確立する上で非常に重要な一歩である。特に、現在中国は特許保護を重要視し、さらに世界第二位の経済大国でもある。Verasityのプルーフ・オブ・ビュー技術が、広告主による広告の提供方法、そして何より、パブリッシャーやコンテンツクリエイターの収益の取得方法にも、パラダイムシフトを生み出すことだろう。この破壊的インパクトのある変化を世界中に波及するために、我々は当社技術の特許取得を全世界で求め続けるつもりだ。」
この原特許を保護するため、世界中で特許申請がなされている。