当社の2022年ロードマップに大きな期待を寄せていただいていること、そして2022年第一四半期のマイルストーンを発表できることを大変嬉しく思う。本年の初めは、2021年第4四半期の基盤を継続していく方向であるが、Verasityのエコシステムの機能を大きく改善する独立した主要なイニシアチブも進めていくつもりだ。

本記事では、ロードマップを詳しく説明するが、時間のない方はぜひ当社の新しいウェブサイトに掲載されるロードマップ概要を確認していただきたい。Verasityのエコシステムを成長させるマイルストーンの意義についてお知りになりたい方は、ぜひ読み進んでいただきたい。

Q1 2022 — 主要マイルストーン

Verasity設立者であるRJ・マーク（RJ Mark）氏は最近のツイートで、Brightcoveとのパートナーシップの範囲、そしてBrightcoveのユーザーがVeraViewsの統合を求めるペースを考慮し、Verasityが2022年も堅調な成長を見せられるよう当社のロードマップを調整したと述べている。これは主に、世界最大のパブリッシャー／ブロードキャスターによる大規模なエンタープライズユーザーベースを持つBrightcoveへのプルーフ・オブ・ビュー（クローズドベータ版）の提供に反映されている。
Q1マイルストーン — Brightcoveの統合

  • Brightcoveユーザー向け管理パネル（PoV）：Brightcoveを介してVeraViewsのアドテックスタックを使用するパブリッシャー向けの管理パネルを実装し、広告の許可、パブリッシャー情報の閲覧、優れたユーザー管理の活用、支払情報の確認などができるようになる。
  • Brightcoveパブリッシャー向け解析ダッシュボード（PoV）：Brightcoveを介したソリューションを使用したパブリッシャー向けのデータインサイトを強化するため、地理、アドフラウドメトリクスなどによる収益に関するライブレポートを実装する。このメトリクスはエクスポートが可能。
  • Brightcove Player用Veraviews & プルーフ・オブ・ビュー（クローズドベータ版）: Brightcoveとのパートナーシップの最初の発表の際にお知らせしたとおり、Brightcoveの統合ソリューションとして、当社アドスタック（VeraViews & プルーフ・オブ・ビュー）を世界中で数千ものプロジェクトが使用するBrightcove Playerに統合する。

2022年第一四半期に当社が力を入れる取組みは、Brightcoveとの統合の拡張であり、まずは管理パネルの開発を通して、パブリッシャーが当社技術を使用し、広告への支出、広告配信、フラウド防止の追跡を簡単にできるようにする。さらに、Brightcoveの統合ソリューションとして、VeraViewsとプルーフ・オブ・ビュー技術をBrightcove Playerにネイティブに統合する機能強化も継続、3,000人のBrightcoveパブリッシャーが管理パネルの設定一つでアドテックスタックを活用できるようにする。

BrightcoveパブリッシャーがVeraViewsを使用すると、エンゲージメントレートおよびCTR（クリックスルーレート）が上昇し、フラウドレートが減少する。つまりブランドが費やした金額に対し、その金額の何倍もの金額を受け取り、現在の約60%までアドフラウドを削減できる。パブリッシャーには、エンゲージメント率およびCTR率の上昇に対して、より高いCPR（広告表示1,000回あたりの広告費）が支払われ、ブランドにとっては製品の売上が向上することにつながる。VerasityはCPMの一定割合を受領する。ブランドおよびパブリッシャーは徐々に、広告への支出の配分方法を判断していくだろう。喪失が多くても（YouTubeやFacebookによる）ビジビリティを選ぶか、またはBrightcoveとVerasityのソリューションを介して利益を得るかのどちらかである。これは、ブランドとパブリッシャーを満足させる両天秤策だ。しかしその両天秤策では、広告市場の規模の大きさのためVerasityが必ず勝利し、現在は4,000億米ドルを超える成長を遂げている。収益に配分される広告への支出の割合は、Verasityにとって大きな収益ラインである。

さらに、当社はBrightcoveブロードキャスター向けのコンテンツランディングページも構築し、BrightcoveユーザーがVeraEsportsのコンテンツを簡単に利用できるようにする。またVeraEsportsを使用するパブリッシャーのためにライブチャットや解析機能を導入する。つまり、Brightcoveブロードキャスターは、すべてのVeraEsportsのEスポーツコンテンツをBrigthcoveのネイティブのビデオプレイヤーで利用できるようになる。

Brightcoveのユーザーは、VeraEsportsコンテンツとVeraViews（プルーフ・オブ・ビュー付きのアドスタック）から選択するか、またはそれぞれをスタンドアローン製品として使用することができる。VeraEsportsコンテンツのみの配信を選んだパブリッシャーは、スポンサー料として$VRAまたはフィアット（すべてのフィアットは取引所で$VRAを購入するために使用される）で支払を行う。

Brightcoveを通じてVerasityのアドテックスタックを選んだパブリッシャーには異なる要件が適用される。例えば、大規模なグローバルパブリッシャー（Skyなど）との統合は、小規模なコンテンツクリエイターに提供される契約とは異なる。Verasityの商用目的は、アドスタックを利用したCPMの総金額の一定割合が支払われることである。このディールフローはパブリッシャーの規模に応じて交渉される。パブリッシャーは、この広告シェアの収益を$VRAで支払うか、同意のあるフィアット通貨（オープンマーケットで$VRAを買い戻すために使用される）で支払うか選ぶことができる。いずれの場合でも、最終的な結果は同様である。$VRAにとってこれは補助的なものであり、Verasityは買い戻された$VRAの金額を適宜報告する。

第一四半期のその他のマイルストーン

第一四半期におけるその他の中核的な取組みには、アクセシビリティの増加と、ユーザーのオンボーディング体験の合理化がある。Brightcoveとのパートナーシップで現在必要なユーザーの増加をしっかりと実現させるためである。主要なマイルストーンは次の通りだ。

  • VeraEsports：VeraEsportsはトーナメント作成フローを改良し、管理者がトーナメントの作成・管理を容易にできるようにする。
  • VeraWalletでの.CSV形式へのエクスポート：VeraWalletの口座取引履歴のエクスポート機能を導入する。

2022年が始まって約2週間が経つが、このマイルストーンがすでに提供されていることに気付いているユーザーもいるだろう。当社は、VeraWalletの取引をエクスポートする機能のサポートを発表、これは要求の多かった報告機能であり、VeraWalletから.CSVファイルで取引履歴をエクスポートできるようになる。これによって、Koinlyなどの仮想通貨の税務報告ソフトウェアへの統合が簡単になる。

この発表の詳細についてはこちら。

VeraEsportsのコンテンツ

VeraEsportsは、2022年を通して展開される大手ゲームフランチャイズとの公式トーナメント開催を発表。

さらにVeraEsportsは、2022年、北アメリカ、ヨーロッパ、韓国・日本、アジア、オセアニアの地域で8タイトルのゲームにおいて18のトーナメントを追加することも発表した。プロのトップチームによる400時間を超えるライブストリームが展開されることになる。詳細については追って発表する。

Q2 2022 — 主要マイルストーン

第二四半期には、Brightcoveユーザーにプルーフ・オブ・ビューをより深く体感してもらえるよう、エンタープライズ動画パブリッシャーに対するBrightcoveを通じたサービス提供を強化していくことに集中する。

さらにNFTマーケットプレイスへの取組みも開始する。NFTに関するサービスは、まずクローズドベータ版で提供される。マイルストーンについては以下に説明する。

  • NFTの機能：第二四半期にNFT向けのプルーフ・オブ・ビュー対応スマートコントラクト機能を構築する。
  • NFTマーケットプレイス クローズドベータ版：NFT向けPoV対応スマートコントラクトの構築後、ゲーミングパブリッシャー向けNFTマーケットプレイスMVPクローズドベータ版をロールアウトする。
  • VeraEsports：第二四半期に、ユーザーエクスペリエンス向上のため、VeraEsportsのライブイベント中にライブチャットができる機能を計画する。

第二四半期のNFT向けPoV対応スマートコントラクト機能の開発は、NFTマーケットプレイス開発の基盤であり、2022年後半に公開される予定である。

ゲーミングパブリッシャー向けNFTマーケットプレイスのクローズドベータ版の公開は、安定したユーザー体験を提供するほか、市場を牽引するエンタープライズNFT機能を提供するために必要なツールになる。

Q3 2022 — 主要マイルストーン

NFTマーケットプレイスの開発を続けることが2022年第三四半期の中核的な取組みとなり、エコシステムにおいて他の大手NFT取引をしのぐ、活気のある、かつ機能が豊富なマーケットプレイスの構築に集中する。第三四半期のマイルストーンは以下の通り：

NFTマーケットプレイスMVPのローンチ：ゲーミングパブリッシャーとのクローズドベータ版が成功したら、NFTマーケットプレイスのMVPローンチを実施する。ローンチの際に提供予定の機能を次にあげる。

  1. ゲームパブリッシャーがゲーム内で償還可能なNFTアイテムの作成、ミンティング、リセールのできるプラットフォーム
  2. NFTマーケットプレイスのバイヤーの購入機能
  3. NFTマーケットプレイスのセラーのリセール機能
  4. パブリックユーザーのプロファイルとNFTの収集

NFTマーケットプレイスのロールアウトについては、第三四半期に入った頃に発表する予定だ。

Q4 2022 — 主要マイルストーン

NFTマーケットプレイスおよびBrightcoveの統合がほぼ完了するため、2022年第4四半期には、Verasityの単一アカウントの開発にも集中する。安全なアイデンティティ管理サービスにより、当社すべての製品へのシングルサインオンが可能になる。第四四半期のマイルストーンは以下の通り：

  • VeraWallet：VeraWalletウェブサイトのホームページおよび補助ページを一新し、他のVerasityブランドと統一された新たなルック&フィールを提供。VeraWalletアプリへのその他のアップデートは来年の実施を予定している。
  • VeraEsports：Eスポーツコンテンツの検索をより簡単にするため、新しい動画ライブラリタグと分類システムを導入する。
  • シングルサインオン：Verasity全体で製品バーティカルすべてに使用できるシングルサインオンを導入し、ユーザーが1つのアカウントから当社製品すべてにシームレスに接続できるようにする。この大規模なアップデートは、単一のGoogleアカウントによるVerasity製品の管理に相当するアドテックである。
  • ユーザー認証：ユーザー認証およびVerasity製品バーティカルすべてにおける承認に対するアイデンティティ管理・アクセス管理サービスを導入。
  • 多要素認証（MFA）：電話番号MFAを導入し、アカウントのセキュリティを向上してより簡単にアカウントを安全に管理できるようにする。
  • 強化サポート：サポートサービスを改良し、すべてのVerasity製品において統合的なサポートサービスを提供する。

ユーザーはVeraEsports、Rewards、VeraWalletに対し個別のアカウントが不要になるため、複数アカウントを作成したり、複数のログイン情報を覚える必要がなくなる。代わりに、1つのアカウントでVerasity製品すべてにアクセスが可能になる。さらに、すべての製品に対し、一元的なユーザーサポートフローが配備される。すべてのGoogle製品にアクセスできるGoogleのシングルサインオンを考えると分かりやすいだろう。Verasityはこれと類似した、幅広いオーディエンスによる多くの製品やモジュールへの単一エントリーを実現する。

これは既存の当社ユーザーのUXを大幅に改善するとともに、新規ユーザーの登録プロセスを大きく簡素化する。すべての既存ユーザーアカウントは自動的に、かつ安全に新しいVerasityアカウントサービスに移行される。これはVerasityエコシステムにアクセスしやすくする要素の1つであり、2022年には大きくユーザー数を伸ばすことができるだろう。

さらに、ユーザーにさらなる安全性を提供することも考えている。現在のアカウント保護対策に加え、ユーザーがVerasityアカウントを安全に使用できるよう、電話番号による多要素認証を導入する。

Verasityのエコシステム全体に対する大規模なアップデートに加え、VeraEsportsおよびVeraWalletの改良と新機能を発表し、2022年もこれを継続する。

2022年はこれらのマイルストーンを実現するために引き続き尽力していくとともに、変わらぬサポートに深く感謝を申し上げたい。素晴らしい1年になりますように。

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