2022年2月10日、ロンドン - eスポーツとビデオストリーミングサービスを提供するVeraEsports(親会社:Verasity)が、『VALORANT Champions Tour (VCT) Asia-Pacific (APAC), Southeast Asia, Challengers 2022』のオフィシャルeスポーツパートナーに就任した。同社はチャンピオンシップの配信プラットフォームを独占提供する。
『VALORANT』は、5対5を基本とする戦術的なガンシューティングゲーム。これまでに世界中で4,600万時間を超えるプレイ動画が視聴され、熱心なeスポーツファンを獲得している。今回開催される『VALORANT Champions Tour』は、2021年に行われた際にはAPAC全体から1,200以上のチームが参加した。
『VALORANT Champions Tour』は、世界中からベストチームを集め、チャレンジャー、マスターズ、チャンピオンの3つのレベルで王座を争う1年間に渡るイベント。2021年、チャンピオンズツアーはピーク時で100万人以上の視聴者を集め、大会期間中の平均視聴者数は50万人にのぼった。
『VALORANT Champions Tour APAC』の公式eスポーツ放送パートナーにVeraEsportsが就任したことにより、VeraEsportsの会員には、試合のハイライト、各種特典、コンテンツライブラリへのアクセス権などが提供される。VeraEsportsのコンテンツは、インドネシア、タイ、フィリピン、シンガポール、マレーシア、ベトナム、台湾、香港で提供される。『VALORANT』の開発元のRiot Gamesにとっても、APAC地域における同社最大のパートナーシップとなる。
VeraEsportsの創設者であるRJ・マーク(RJ Mark,)は次のように語った。
「Riot GamesおよびVCTとのパートナーシップを更新できてとてもうれしい。画期的なコミュニティ体験をプラットフォーム上で実現することが私たちの目標であり、今年はVeraEsportsの専用VCTコンテンツハブが実装される。コミュニティは今後、VODベースのコンテンツとライブ中継の両方で視聴者を獲得できるようになる。Riot Gamesとの提携により、両社の真価が明らかとなった。将来にわたってさらに多くのバリューを実現できることを楽しみにしている」
VeraEsportsは『VCT APAC tournament』において、「Watch and Earn」プログラムを提供する。これはeスポーツファンがeスポーツトーナメントを観戦することでポイントを獲得できるシステムだ。VeraEsportsは、『Valorant Champions Tour APAC』での不正な広告視聴を防ぐため、親会社のVerasityが開発したProof of View技術(特許取得済み)のベータ版テストを行う。
eスポーツ部門で東南アジア、香港、台湾、マカオを統括するクリス・トラン(Chris Tran)は次のように語る。
「今回の提携は、東南アジア地域におけるVCTの成長性を反映したものだ。『VALORANT Esports』は1年ほど前に立ち上げられたばかりだが、このコミュニティには驚くほどの活気がある。VCT APACをより良いものにするため、VeraEsportsとコラボすることを楽しみにしている」
今回のパートナーシップを通じて、VeraEsportsとRiotは、2022年以降も引き続き、よりダイナミックなコラボレーションと共同開発の道を模索していくだろう。
VeraEsportsについて- VeraEsportsは、法定通貨およびデジタル資産を、eスポーツおよびビデオストリーミングと連携させたプラットホームである。Verasityのブロックチェーンプラットフォーム上で、VeraEsportsはProof of View技術(特許取得済み)を活用して、ボットや人間以外の視聴を検知し、広告主を不正行為から守る。VeraEsportsは、「ゲーマー」「チーム」「大会主催者」「視聴者」「世界のeスポーツブランド」すべてにとって、新しい社会的・経済的機会を生み出している。VeraEsportsが開発した『Watch and Earn』プログラムにより、視聴者はトーナメントを視聴するだけでポイントを獲得できる。
VALORANTについて- VALORANTは、Riot Gamesが開発した5対5を基本とする戦術的なガンシューティングゲーム。プラットフォームはPC。多人数向けゲームで、正確な射撃、多様な武器、ユニークな能力を持つキャラクター、何千時間でもプレイできる多様なマップを持つ。VALORANTは無料でプレイでき、さまざまなPCハードウェア上で動作するように配慮されているため、世界中のユーザーと対戦が楽しめる。Riot Gamesは、完璧なゲーム体験を提供するため、最高度のサーバ品質、グローバルなインフラストラクチャ、独自の不正防止テクノロジーの構築を目指している。
Riot Gamesについて- Riot Gamesは2006年に設立され、プレイヤーフレンドリーなゲームを開発・運営・サポートしている。2009年、Riotはデビュータイトルとなる『League of Legends』を発表し、世界中で絶賛された。同作品は世界で最もプレイされているPCゲームの1つであり、eスポーツ業界の爆発的な成長の推進力となった。『League of Legends』が10周年を迎える中、Riotは『Teamfight Tactics』、『Legends of Runeterra』、『VALORANT』、『League of Legends』『Wild Rift』、さらに未発表の複数のタイトルで、プレーヤーに新しい体験を提供し、ゲームを進化させる企みである。Riotは、音楽、コミック、ボードゲーム、アニメシリーズ 『Arcane』を通じて、『Runeterra』の世界をマルチメディアで構築している。Riotの創業者は、ブランドン・ベック(Brandon Beck)とマーク・メリル(Marc Merrill)のふたりで、CEOはニコロ・ローレント(Nicolo Laurent)が務める。ロサンゼルスに本社を置き、世界中の20以上のオフィスに2,500人以上の従業員を抱えている。