ケイマン諸島 / ジョージタウン、2025年6月4日、Chainwire
Variationalは4日、新たな資金調達の成功と、ユーザー待望の紹介プログラムの開始を発表した。同社は、数百もの市場で、手数料ゼロの永久先物取引を可能にするプラットフォーム「Omni」を提供している。
Arbitrum上で P2Pデリバティブ取引プロトコルを提供するVariationalは4日、Mirana Ventures、Caladan、Zoku Ventures(旧Superpotion)をはじめとする主要パートナーから、150万ドルの戦略的資金を調達したと発表した。これは、Variationalが昨年9月に発表した1,030万ドルのシードラウンド調達と、Omni Mainnet Private Betaの立ち上げに続く動きである。
さて、このOmniとは一体何なのか。一言でいえば、Variational Protocol上に構築された perps取引プラットフォームだ。数百もの市場を「手数料ゼロ」かつ「タイトなスプレッド」で提供するすぐれものである。Omniは従来のオーダーブック方式を採用せず、代わりにrequest-for-quote (RFQ)インフラと、Omni Liquidity Provider (OLP)と呼ばれる独自の垂直統合型マーケットメーカーを実装しているのが自慢だ
Variationalの創設者兼CEOであるルーカス・V・シューアマン(Lucas V. Schuermann)氏は、「今回の戦略ラウンドのねらいは、Variationalの長期的な成長を飛躍的に加速できる、新しいパートナーとの連携強化にある」と語る。「(新しいパートナーには)OLPを支援できるマーケットメーカーも、Omniをトレーダーに紹介できる人脈豊富なチームもいる。本ラウンドの参加者は、我われの成功にダイレクトに貢献してくれるだろう」と、期待を隠さない。
昨年1月にOmni Private Betaを開始して以来、VariationalはOmniの手数料を無期限で無料にすると宣言。ウェイティングリストに登録した数千人のユーザーを順次迎え入れ、取引高は1億ドルを突破。さらに、まもなく一般公開されるOLPボールトでは、年率87%という驚異的な利回りを達成したというのだから、ただ者ではない。そして本日、VariationalはOmni Private Betaの門戸をさらに開くべく、紹介プログラムの第一弾をリリース。ユーザーが友人をOmniに招待できるようにした。
Variationalのグロース責任者、マックス・ビボー(Max Bibeau)氏は、「Variationalを中心とする強力なオーガニックコミュニティの構築は、いつだって我われの最重要な目標の一つだった」と語る。「紹介プログラムのベータ版を開始することで、Omniは口コミを通じてコアコミュニティを成長させることができる。同時に、初期のサポーターには報酬を得る機会も提供できる」と、Win-Winの戦略を強調する。
Omniの紹介プログラムは4日より開始された。ユーザーは一定の取引高を達成すると紹介コードがアンロックされ、取引高に応じて、さらに多くのユーザーを紹介できるようになる。紹介コードは、今のところOmni Private Betaへの唯一のアクセス手段となっている「招待」に使用できる。Variationalは紹介に対するインセンティブ付与を約束しているが、詳細は報酬請求が開始されてから発表されるとのこと。Variationalチームによる紹介プログラムの正式な発表は、同社のブログで確認できる。
Caladanの共同設立者兼CEOであるジョン・グー(John Gu)氏は、「Variational独自の市場設計は、異なるタイプのフローに対して、差別化された価格設定を提供する。その結果、個人トレーダーは、オーダーブック市場におけるHFTタイプのシャープなフローの『隠れコスト』を負担する必要がなくなる。そして、より有利な価格と幅広い商品ラインナップを目にすることになるだろう」と分析する。「個人トレーダーが、手数料ゼロとタイトな価格設定、そしてトークンの豊富な品揃えを存分に活用してくれることを期待している」と熱く語る。
Variationalの2025年残りのロードマップには、損失リベートやその他の斬新な報酬メカニズムの実装、Omniのパブリックメインネットのリリース、メインネットインセンティブの発表、そしてOLPボールトのコミュニティディポジット向け開放が記されている。実際の進捗状況はVariationalのXアカウントで追跡可能だ。あなたがPrivate Betaへのアクセスに必要な紹介コードを取得したいなら、Variational Discordに参加されたい。
Variationalについて
Variationalは、永久先物およびデリバティブ全般のためのP2P取引プロトコルである。Variationalは、オプション、先物、永久先物をはじめとする金融商品の安全な取引のために、取引と清算のプロセスをエンドツーエンドで自動化する。Variational Protocolは、手数料ゼロで数百もの市場(その多くは他に上場されていない)を提供するperps取引プラットフォームであるOmniを支えている。
Variationalの開発チームは、トップ企業でマーケットメイクとソフトウェアエンジニアリングについて数十年の経験を積んだベテランによって構成されており、Coinbase Ventures、Bain Capital Crypto、Dragonflyなどからも多面的に支援を受けている。
詳細は https://variational.ioをご参照ください。
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