米国で上場されている現物ビットコイン上場投資信託(ETF)から資金が流出している。背景には、米国のトランプ大統領と起業家イーロン・マスク氏の関係悪化があると見られている。
6月3日から4日にかけて一時的な資金流入の回復が見られたものの、6月5日には再び流出が発生。SoSoValueのデータによれば、その額は2億7800万ドルに達した。
この動きと軌を一にするように、6月6日には仮想通貨の恐怖強欲指数が「強欲」から「恐怖」へと転じた。きっかけは、これまで親密な関係にあったトランプ氏とマスク氏のあいだに決定的な亀裂が生じ、SNS上で応酬が繰り広げられていることだと見られている。
このセンチメントの変化は仮想通貨市場にとどまらず、株式市場にも波及している。テスラ(TSLA)の株価は14%下落し、トランプ・メディア(DJT)の株価も8%下落した。
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苦戦続くビットコインETF
今回の流出は、5月29日から6月2日までの3営業日にわたる大規模な流出(計12億ドル)に続くものであり、6月3〜4日の短期的な資金流入を帳消しにするかたちとなった。
過去1週間で、世界中のビットコイン上場投資商品(ETP)からは800万ドルの資金が流出。一方、イーサリアム(ETH)のETPには3億2100万ドルが流入しており、対照的な動きとなっている。
6月5日の米国現物ビットコインETFの中では、ARKインベストのARK21シェアーズ・ビットコインETF(ARKB)が最大の流出額を記録し、その金額は1億200万ドルに達した。この日は、いずれのファンドにも流入は見られなかった。
イーサリアムETFは流入を維持
ビットコインETFが流出に転じた一方で、イーサリアムETFには引き続き資金が流入している。
SoSoValueによれば、6月5日の米国の現物イーサリアムETFには1130万ドルが流入。これで14営業日連続の流入となった。ただし、これは6月4日の5690万ドル、6月3日の1億940万ドルと比べると大幅に減少している。
イーサリアムETFは、ネットワーク基盤の改善や堅調なETH先物市場を背景に投資家の注目を集めている。
ブロックチェーン分析プラットフォームのアーカムによると、世界最大の仮想通貨ETF発行体であるブラックロックは、6月3日に5000万ドル相当のETHを購入したという。
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