天才アーティストの一人であるウォルフガング・ベルトラッチ氏は、デジタルアート業界への第一歩を踏み出すべく、今月11日に史上初のノンファングブル・トークン(NFT)コレクションを発表した。伝統的技術からデジタル技術への転換点となるもので、ベルトラッチ氏と同氏率いるチームがこのプロジェクトを完璧なものにするために、何ヶ月にもわたって熱烈な芸術性と献身的な努力を注いだ結果である。

NFTコレクション「The Greats」 

ベルトラッチ氏の4,608点のコレクション「The Greats」は、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたとされ世界で最も高く売られている絵画「サルバドール・ムンディ」を当時の最も著名な芸術家らによって描かれたように、様々な芸術スタイルで再解釈したものだ。 ルネッサンス期のレオナルド・ダ・ヴィンチ、ポスト印象派のヴィンセント・ファン・ゴッホ、シュルレアリスムを代表するサルバドール・ダリ、キュビスム創始者のパブロ・ピカソ、ポップアートを代表するロイ・リキテンスタイン、ファクトリーアート期のアンディ・ウォーホルに続き、そして最後は他ならぬ「ベルトラッチの時代」だ。  コレクションでは前述の芸術時代とベルトラッチ氏自身の人生について学びながら、異なる芸術時代に向けて芸術的に打ち入ることで人々に楽しんでもらうことを目的としている。


                    
NFTコレクションは、プロジェクトの公式HP(https://www.greats.art)から入手することができる。各作品はオークション形式で販売される。また詳細は近日中に発表される予定だ。 

「The Greats」コレクションにNFTというアプローチ方法を選んだ理由を尋ねたところ、ベルトラッチのチームの広報担当者は、「このアプローチを可能にする技術を持つのは、彼しかいない」と断言し、ベルトラッチ氏がその分野の天才であることを強調した。

ウォルフガング・ベルトラッチ氏について

ベルトラッチ氏は、主に美術作品の贋作者として知られているが、多くの人から神童と称されてきたドイツの芸術家にとっては、その時代はとっくに過ぎ去った。幼い頃から美術品に囲まれて育ち、アートレストランの経営者だった父から受け継いだ商売のクオリティを受け継ぎ、さらにそれを上回るものを作り出していた。 

ベルトラッチ氏が普通の美術品の偽造者と違うのは、偉大な芸術家が描いたとされる絵画を一切コピーしていないことだ。寧ろ彼はその芸術家らの失われた絵画を、彼らの生涯や芸術的手法を徹底的に研究した上で再現し、オリジナルのメッセージを伝えようとした。実際に世界中で約3,500万ユーロ相当にも及ぶ作品を販売しており、世界で最も成功した芸術家と言われている。それは彼の壮大な芸術性の証ともいえるだろう。

壮大なコレクションには、良いチームワークが不可欠

ベルトラッチ氏は、美術業界で既に50年以上の豊かな人生経験とキャリアを持つ芸術家だ。しかし、今回の分散型アート分野へのデビューは、デジタル時代により付加価値を付けられるようになったことが、彼の芸術家としての重要な転換点となることを意味している。社会全体がアナログからデジタルへと移行する中で、彼の新たな挑戦は世界中の人々にとっても重要な意味をもたらしている。

アートスペースの重要性からも、「The Greats」は偉大なチームワークの美しい結果を示している。本コレクションを一般公開するために、ベルトラッチ氏自身から舞台裏のメンバーまで、全員がたゆまぬ努力を続けてきた。

「The Greats "NFTコレクションは、"Hashmasks "など、仮想通貨業界で注目されている様々なNFTコレクションの公式キュレーターおよびクリプトインキュベーターである "HashReveal"(https://twitter.com/HashReveal)の支援により、キュレーションされ、実現した。