2019年12月9日(イスラエル・テルアビブ)- シンプレックス(Simplex)は設立以来、世界の金融インフラの一端を担ってきたイスラエルの大手仮想通貨取引所。このたび、安心・安全な決済をモットーに同社が運営する決済プラットフォームが日本円とカナダドルに対応することとなった。同プラットフォームのユーザーは、仮想通貨を日本円建てまたはカナダドル建てで、カード購入できるようになる。

このことは、円決済またはカナダドル決済のクレジットカードを持つユーザーにとっては朗報だ。自国通貨で購入が決済されるため、取引コストの総額を大幅に節約することができる。

シンプレックスのニムロッド・レハヴィCEOは、こう説明する。

「当社は、使い勝手、信頼性、安全性、グローバル性のすべてを満たした理想のクレジットカード決済を目指している。日本円とカナダドル建ての仮想通貨販売を開始するのはその一環だ。決済サービスにはこれから数多くの法定通貨を導入予定だが、まず日本円とカナダドルを取り入れることに決めた。これにより個人が仮想通貨を購入しやすくなり、仮想通貨販売所にとっても『チャージバック』(支払い拒否)のリスクなしにカード払いを受け入れられるようになる。このことは、業界に対する信頼性を高め、仮想通貨の普及を促進するうえできわめて重要だといえる。シンプレックスのミッションは、まさにそこにある」。

シンプレックスは設立以来、バイナンス、OKcoin、フォビ(Huobi)、ポロニエックス、KuCoin、Xapo、Ledger、Abraなどの業界リーダーたちと提携してきた。同社はフィアットゲートウェイ(法定通貨⇔仮想通貨の窓口)として、個人ユーザーにオールインワンの仮想通貨ポータルを提供すると同時に、業者に対しても『チャージバック』への対抗策を提供する。シンプレックスは現在、仮想通貨取引所、ブローカーサイト、ウォレット、メディアパートナーなどから利用されており、統合やカスタマイズを「迅速」「安全」「簡単」に行えるAPIも提供している。

今回新たに加わった法定通貨(日本円とカナダドル)のサポートを受けたいシンプレックスのパートナーは、アプリケーションまたはWebサイトで設定を行う必要がある。

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