今日の世界にはメッセージアプリが溢れているー世界中で31億以上の人々がアプリを利用し、日々1,400億件を超すメッセージが送信されている。こういったアプリの普遍性や規模、ユーザーへの提供価値は、しばしば高額な市場価値に転換される:

  • WhatsAppは、供用開始からわずか5年後の2014年に190億米ドルという前代未聞の価格で買収された。買収したFacebookはさらに、その後アプリケーションユーザーに一人当たり42ドルを支払った。
  • Telegramは2013年にパベル・デュロフ(Pavel Durov)氏によって創設された。現在5億を超えるユーザーを持ち、最近では、その価値を300億ドルとする入札を拒否した。
  • Skypeは、VoIPサービスの草分け的存在。2011年に85億ドルでマイクロソフト社に買収された。

モバイルメッセージアプリの成長はとどまる所を知らない。同様のアプリのユーザー数は、2025年までに10%以上増加し、3億人増えると予測されている。

驚異的な成長の一方で、携帯電話利用者のプライバシーや金融、個人の安全に関わる数々の未知のリスクが明らかになってきた:

  • データ共有に関する法律違反…2021年9月に、EUのプライバシー問題監視機関はWhatsAppがデータ処理とデータ共有において規制に違反したとし、2.5億ユーロの罰金を科した。
  • サイバー攻撃による窃盗…犯罪集団が、Telegramのチャットスクリプト作成ツールを使って他ユーザーの銀行口座情報をハッキングした。
  • 個人情報窃盗…2021年4月に、Facebookのメッセンジャーを利用する5.33億人の個人情報が漏洩した。
  • スパイウェア…WhatsAppの脆弱性を突いて、アプリユーザーの端末にスパイウェアが送り込まれた。ハッカーにより個人の会話が盗聴された。
  • 恐喝… WhatsApp上でユーザーが削除したメッセージをハッカーが取得し、恐喝に利用される恐れがあるとの警告がなされた。

一方で、伝統的なモバイル通信会社の方が安全かと言うとそれも違う。中でも、T-モバイルやボーダフォンが使用するシニバース(Syniverse)は、2016年以降、何十億件というテキストメッセージにハッカーがアクセスしたことを明らかにした。

データ移行ブームが加速する中で、ユーザーデータやコミュニケーションのプライバシーは、一層危険に晒されていくだろう。世界は今、ハッカーやサイバー犯罪、政府による干渉から守られた安全なメッセージシステムを必死で求めている。最新のブロックチェーン技術を活用し、それを成し遂げたチームがある。先見の明を持つテクノロジー開発者らが手掛けたシステムが「セレクタム」(Secretum)だ。

セクレタム:ブロックチェーンを使ったメッセージ&トレード革命の始まり

セクレタムは、ソラナ(Solana)のブロックチェーン上に構築された、世界初の完全分散型・暗号化メッセージアプリケーションだ。現在、このような分散型アプリ(DApp)はセクレタム以外に存在しない。さらに、最高水準の技術で設計された同アプリでは、あたかもショートメッセージを送るような簡単さで仮想通貨の取り引きを行うこともできる。システムを通じてユーザーが享受するメリットは大きい:

  • 全メッセージが完全に暗号化され、セクレタムのネットワーク上にある認証済みノードに保管される。つまり、WhatsApp等のクラウドシステムに基づくメッセージ機能と異なり、ハッカーがアクセスできない。
  • 最も安全で匿名性の高い登録プロセスを実現し、ユーザーに提供を求める情報を仮想通貨ウォレットのアドレスのみとした。つまり、個人データ漏洩のリスクが解消された。
  • ステーキングに加え、メッセージを使用して新たなノードを提供し、セクレタムのネットワークを拡大したユーザーには、ネイティブトークンSERで報酬が提供される。
  • 仮想通貨や非代替性トークン(NFT)の送金や受領を行うための、簡単で直感的、完全ピアツーピア(P2P)な取引システム。
  • 毎秒5万件の取引を処理するソラナの能力と、取引ごとに平均0.00025ドルという低い手数料により、過去最低に抑えた手数料と、即時取引とも言える迅速さを実現。

上級メッセージアプリと先進的なピアツーピア仮想通貨取引システムを組み合わせたセクレタムの戦略は、野心的かつシンプルだ。アプリを仮想通貨時代における新定番にすることを目指す。

セクレタム:仮想通貨とメッセージ機能をブロックチェーンのユニコーンに

セクレタムが、ブロックチェーンを基盤としたメッセージ機能でコミュニケーション革新を起こす一方で、同システムのピアツーピアな相対取引(OTC取引)機能は、仮想通貨保有者に他にない利益をもたらす:

  • 即時的な流動性…トレーダー同士が直接連絡を取り、仮想通貨市場に隠れたリクイディティを見つけることで、より好条件で取引を実行する。
  • NFT取引…NFTブームにより、その売り上げは急上昇している。2021年第3四半期には、前期比700パーセントの107億ドルに達した。

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セクレタムはNFT購入者と販売者をマッチングするので、両者はウォレットアドレスを通じて安全に、かつ直接連絡を取り合うことができる。手数料は市場における最低価格だ。

ウォレット・ツー・ウォレットの取引により、より良い取引価格が実現する。セクレタムは、「クジラ」による取引の影響や、それによる価格下落をなくす。そうして価格およびマーケット上の価値フローを安定させるのだ。

セクレタムが市場参入を果たす側で、仮想通貨の採用件数は急上昇し、ウォレット数は過去最多の2.2億件を突破した

Image_1より多くの人が仮想通貨ウォレットを持つようになれば、彼らはセクレタムを使ってメッセージ需要をより円滑に満たすことができる。根本的には、仮想通貨と共に成長するメッセージアプリ市場というわけだ。独自の取引機能とメッセージ機能を活用するセクレタム。同アプリは実質的に、30億ユーザーを超える市場を相手にサービスを提供すべく自らを位置付けた。世界的に利用されるメッセージアプリになるメリットは絶大だ。専門家の計算では、2020年にWhatsAppがFacebookにもたらした価値は50億から100億ドルにのぼると予想される。安全でユーザーに優しいコミュニケーション・取引システムを全世界に提供するというセクレタムの展望を果たす。それはつまり、同社がメッセージサービスの次なるユニコーンになるためのチャンスの妥当性を裏付けている。

セクレタムについての詳細は、公式ウェブサイトから。