ブロックチェーンを活用し、ユーザーに全く新しいコンテンツ消費体験を提供することを目指すReadON(readon.me)は、SevenX Venturesが主導する200万ドルのシード投資ラウンドを完了した。
 
この投資には、HashKey Capital、Foresight Ventures、Sky9 Capital、ArkStream Capital、Puzzle Ventures、CyberConnect、M23 Fund、Smrti Labおよび個人投資家も参加。今後この資金は、ReadONのモバイルアプリケーションと分散型レコメンデーションシステムの開発に使用される。
 
ReadONの共同設立者兼CEOであるネオ・Y(Neo Y)氏は、ゲームとアプリケーションの会社を設立し、2020年に500K DAU、1000万ドル以上の収益を上げたシリアルアントレプレナーとして知られている。ネオ氏はQutoutiao (NASDAQ: QTT)の製品ディレクターとして、中国で最高のプレイ・トゥ・アーン(Play-to-Earn)製品の設計を担当し、この時には3,000万デイリーアクティブユーザーを獲得した経歴がある。
 
もう一人の共同創設者兼CTOであるトロイ・H(Troy H)氏は、カーネギーメロン大学の自然言語処理研究室でコンピュータサイエンスの修士号を取得後、Pinterest (NYSE: PINS)のシニアテクリードやByteDanceのシニアテクノロジーマネージャーを務めた経歴を持つ。
 
ネオ氏は、「従来のインターネットプラットフォームは、コンテンツ配信やユーザーデータに関する最高権限を持ち、それに基づいて、ユーザーがコンテンツを選択する代わりにコンテンツを送り込んでいる。そしてその結果、アルゴリズムによって作られた情報のサイロ化を引き起こしてしまっている」と述べている。
 
ReadONは、ユーザーが質の高いコンテンツに効率的にアクセスできるように、コミュニティがコンテンツをアップボートし、キュレーションすることで、独自の配信モデルを構築することを目的としている。
 
さまざまなトピックに関する経験、知識、影響力を持つユーザーが、トピックバウンドNFTメカニズムを通じて投票権を獲得し、キュレーターをジャッジすることができる。また、True-Read技術により、コンテンツ消費者のリーディング行動でキュレーターの評価が変化していく。
 
ReadONは、より多くのクリエイターやキュレーターをWeb3の世界に引き込み、オンチェーンコンテンツのエコシステムを充実させることを目指している。将来的には、ReadONは、MediumなどのWeb2ソーシャルメディアプラットフォームで制作されたコンテンツの所有権をクリエイターが容易に主張できるようなプラグインも発表する予定。
 
ReadONの共同創設者であるトロイ氏は、「ReadONの本質は、クリエイターが創作や出版の方法を変えることなく、コンテンツに所有権を与え、著者、読者、編集者がその貢献から利益を得られるようにすること」と述べている。
 
ReadONについて
 
ReadONは、消費者、キュレーター、クリエイターのためのインセンティブメカニズムと、独自のトピックバインドNFT設計を実現した分散型コンテンツ配信プラットフォーム。ユーザーが効率的かつ自由に質の高いコンテンツにアクセスし、情報のサイロ化を解消し、真の新しい世界を探求できるよう支援することを目指している。
 
ReadONは、2022年4月に開催されたSolana Riptide Global Hackathonにおいて、唯一Community Choice Awardを受賞したプロジェクト。ReadONのモバイルアプリケーションのパブリックベータ版は、今年9月にリリースされる予定。

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