2025年4月3日、東京/日本 — DePIN企業の「Mawari」は、没入型XR(拡張現実)および空間コンピューティングコンテンツのワールドワイドな配信とユーザーエンゲージメントの再定義を目的として、Arbitrumと戦略的提携を行うことを発表した。Mawariは、リアルタイム3DストリーミングによるリアルなAIエージェントの提供を先導するDePIN企業。

グローバル規模で、高品質かつリアルタイムなXR体験を提供するには、かつてない高度な計算能力と広範な地域/言語への展開が要求される。従来の中央集権型モデルでは、急速に拡大する需要に、効率的かつ堅牢に対応することはできなかった。Mawariは、DePIN(Decentralized Physical Infrastructure Network)アーキテクチャを活用することで、「コンピューティング」「レンダリング」「コンテンツ配信」といった負荷の大きな処理をコミュニティ主導で分散化する。世界中に散らばる数千のGPUノードとネットワーク検証者に、ワークロードを配分している。

XRや空間コンピューティングが要求する特異な要件と、こんご指数関数的に拡大すると見込まれる需要に対応するため、MawariはArbitrum Orbit上に専用のL2/L3ブロックチェーンを立ち上げ中だ。この戦略的な施策により、没入型コンテンツ配信に最適化されたインフラ構築が可能となる。XRプラットフォーム全体でシームレスかつ安全、高度に最適化されたインタラクションが実現される。

また、Mawariは、自社の超低遅延の分散型ネットワークを、AI推論などのエッジAIコンピューティング用途にも開放する予定で、XRのみならず、より大規模な市場への展開を図る。AIモデルをエッジで実行することで、データの安全性が高まり、リアルタイムな処理が求められる重要なアプリケーションにおいて、遅延を削減することができる。Mawariの分散型アーキテクチャと特許技術により、同社のビジョンは現時点の課題を解決するにとどまらず、次世代における空間インターネットの基盤構築へと向けられている。

「Arbitrum Orbitは、Mawari専用チェーンにおける多様なXRアプリケーションとコンテンツクリエイターの間に、トークン化や革新的なWeb3ツールを通じて、前例のない相互運用性を実現する」と、MawariのCEOであるルイス・オスカー・ラミレス(Luis Oscar Ramirez)氏は語る。「この戦略により、開発者や企業は、ブロックチェーンがもたらす信頼性の高い協業モデルや所有権の概念をフルに活用して、没入型XRと分散型技術をシームレスに融合させた、より豊かで相互に接続された体験を実現する」

Offchain Labsの共同創業者兼CEOであるスティーブン・ゴールドフェダー(Steven Goldfeder)氏は次のように語る。「物理世界とデジタル世界の融合が進む中、次世代体験を支えるシームレスかつスケーラブルなインフラが不可欠となっている。MawariとArbitrumの提携により、分散型かつ低遅延なストリーミングのパワーが、没入型のAR・XRコンテンツにもたらされるだろう。我われは、大規模『リアルタイム』「『オンチェーン』『インタラクティブ』な体験を可能にする技術的基盤を提供できることをうれしく思う」

Mawariは、XRを単なる視覚的にすぐれた体験ではなく、「生産性向上」「革新的なエンタメ」「深いきずな」を提供する、バーチャル交流を実現する真に革新的な体験と捉えている。Arbitrumとの提携により、ブロックチェーンの分散性とXRの没入型特性を融合し、人々の「働き方」「遊び方」「関わり方」そのものを再構築することで、新しい未来を切り拓く。

Mawariは、没入型AI搭載の3Dインターネットの実現に向け、マルチチェーン戦略こそが鍵であるとにらんでいる。ブロックチェーンエコシステムの進化に伴い、真のスケーラビリティと大規模普及を実現するには、「柔軟性」「ハイパースケーリング」「クロスプラットフォームな相互運用性」が求められる。Mawari Networkはこのビジョンのもと、主要なブロックチェーンとの提携を戦略的に優先し、より広範なマルチチェーン・ロードマップを描いている。

Mawariのエコシステムは、マルチチェーンの未来像を受け入れることで、「アクセス性」「スケーラビリティ」「将来性」を手にすることができる。相互運用性への取り組みによって、さまざまなコミュニティや流動性プールへのアクセスが可能となり、ユーザー体験が大幅に向上し、大衆的な普及も促進される。かかるマルチチェーン戦略により、開発者やパートナーにも柔軟性がもたらされ、今後も革新的なクロスチェーンアプリケーションと新たな創造やコラボレーションが実現するだろう。

Arbitrumについて 

Arbitrumは、企業と個人をオンチェーンに導くため、カスタマイズ可能かつ相互運用性のあるソリューション群を提供している。その主力ブロックチェーンであるArbitrum Oneは、L2におけるTVLで圧倒的なシェアをほこる。豊富な流動性と迅速なデプロイ機能により、DeFi、DePIN、ゲームをはじめとする様々な分野におけるdAppイノベーションを推進している。また、Arbitrumの技術を活用してカスタマイズ可能かつ相互接続されたチェーンを開発できるOrbitや、RustとC++をサポートするStylusといった新技術により、同プロジェクトはブロックチェーン開発の最前線を先導している。

Mawariについて

Mawariは、AIエージェントの大衆的普及を可能にする、世界初のスペーシャル・コンピューティング向けDePINである。Mawari Networkは、超低遅延でのリアルタイム・ストリーミングを通じて、世界中でAI搭載の没入型体験を提供している。現在、AIとXRの融合により、デジタルインテリジェンスと現実世界をシームレスに統合し、リアルな3DアバターAIエージェントを提供中である。

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