イーサリアム(ETH)は過去30日間、2300ドルから2800ドルのレンジ内で保ち合いを続けてきたが、この停滞フェーズがまもなく終わりを迎える可能性がある。4時間足チャートでは、ETHが200日間指数平滑移動平均(EMA)によるサポートを維持しており、相対力指数(RSI)との間に隠れた強気ダイバージェンスが形成されている。これは価格が切り上がる一方で、RSIが下値を更新する現象であり、トレンドの上方ブレイクを示唆するサインとされる。
コイングラスのデータによると、イーサリアムの先物建玉(OI)は過去30日間で260億ドルから360億ドルへと約40%増加しており、価格の保ち合いにもかかわらず、トレーダーの信頼感が高まっている様子がうかがえる。こうした動きはしばしばブレイクアウトの前兆となる。
ブラックロックが買い増し、ETFにも資金流入
現物イーサリアム上場投資信託(ETF)は、4週連続で資金流入を記録し、9万7800ETHが新たに加わったことで、総保有量は377万ETHに達した。
一方、資産運用大手ブラックロックは、着実にイーサリアムの保有量を増やしており、現在は150万ETH(27億1000万ドル相当)をカストディで管理し、オンチェーンで資産のトークン化も進めている。この10日間で5億ドル分のETHを購入しており、価格が過去最高値から48%下落しているにもかかわらず、機関投資家の強気な姿勢がうかがえる。
先週はイーサリアム関連の暗号資産ETP(上場投資商品)への資金流入が最大となり、全体の中で2億9600万ドルを占めた。これで7週連続の流入となり、2024年のトランプ米大統領選勝利以降で最も勢いのある週となった。現在、イーサリアム関連ETPは暗号資産ETP全体の運用資産の10.5%以上を占めている。
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ガウスチャネルの中間線を上回る展開に
ETH価格はまた、ダイナミックな市場トレンド指標であるガウスチャネルの中間線を上回る水準に戻っている。ガウスチャネル(正規分布チャネル)は、価格の動きをボラティリティに応じた帯域内にプロットするもので、短期トレンドの変化を示す目安となる。
過去のデータでは、ETHがこの中間線を超えた後に大幅な上昇を見せており、たとえば2023年にはこのシグナルを受けてETHが93%上昇し、4000ドルに達した。また2020年には1820%もの上昇を記録した事例もある。
今回、ETHは2570ドルのチャネル中間線を上回る水準で安定しており、テクニカル分析上は、モメンタムが維持されれば3100ドルから3600ドルへの上昇も期待される。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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