ブロックチェーン上に実装された金融サービスは、分散型金融(Decentralized Finance: DeFi)と呼ばれている。分散型という言葉がつくだけで、そもそもDeFiは金融の一種であり、金融とは本来お金を融通し合う仕組みのことである。しかし、ブロックチェーンは暗号資産が絡むことから、人々にはお金を融通する目的よりも、その仕組みで稼ぎたいという動機が存在している。

XRPのクジラとして知られているSeth Lim(セス・リム)は、最近はDeFiの認知活動を積極的に行っているうちの一人になる。Sethは、XRPの他に2012年からLitecoinのマイニングに参入し、2017年にはCrypto.comやVeChainに投資を行っており、ブロックチェーン業界では古参の投資家として知られている。また、たびたびコインテレグラフジャパンのニュースやコラムにも登場していることから、その名前に聞き覚えがある人も少なくないことだろう。

12月3日に行われたSethによるDeFiセミナーでは、DeFiについての基本的な説明やそれを使った稼ぎ方が紹介された。

DeFiについての解説は世の中に溢れているため、本記事における解説は省く。DeFiは、今もなお加速度的に規模が拡大しているという。DeFiサービスに流動性を提供するためにスマートコントラクト上にロックされた暗号資産の総額は、12月3日の時点で140億ドルに達する。しかも、直近1週間で7億ドルも増加しており、驚異的なスピードだという。

そして、DeFiに参加する上で押さえておきたいのが、メリットとデメリットである。Sethは、DeFiのメリットについて金融機関に資産を預ける必要がないことが最も重要だと語る。一方で、それは自分のみが資産へのアクセス方法を知っていることを意味するため、アクセス方法を忘れたら資産が失われてしまうデメリットがあることも述べた。

DeFiを使った稼ぎ方では、Sethは分散型取引所(DEX)を使った方法とイールドファーミングを紹介した。DEXを使った方法では、Uniswapなどに流動性を提供することで、それが取引に使われ、手数料還元を得られるようになる。また、イールドファーミングでは、DEXに流動性を提供することで得られるLPトークンをステーキングして新たなトークンを得る方法が紹介された。実際に、Sethは過去にSushiSwapでイールドファーミングを行ったことがあるという。

Sethは、これまでに紹介したDeFiを使った稼ぎ方ができる、次なる見込みのあるプロジェクトとしてMULAN Financeを紹介した。MULANは、フェアローンチを目指しており、現在はUniswapからMULANトークンを入手することができるようになっている。もちろん、前述のように、MULANトークンでDEXを使った流動性供給で稼ぐことも可能だ。MULAN Financeのサービスがローンチされると、MULANトークンは、サービスにおけるガバナンスや配当を受ける権利を行使できるものになる。

MULANは、これから3~4ヶ月を目処に、DEXの提供を行う予定となっている。そして、日本語を含む複数言語を提供し、できるだけ多くの人にリーチするDeFiサービスを目指していく。

Sethによる次回のDeFiセミナーは、12月10日(木)20時開始を予定している。興味がある人は、以下のグループに参加することでセミナー情報を得ることができる。また、日本語への逐次通訳がついているため、英語が苦手な人でも心配は無用だ。

DeFiセミナーの参加応募https://forms.gle/DseBQL7KsJvGVURe7


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 MULAN Finance
コンタクト:Mulan Ma 
Email: info@mulan-finance.com