大手仮想通貨金融サービスのAmber Group(https://www.ambergroup.io/)は、2021年7月末までに顧客に支払った利息が6500万USドルを超えたと発表した。
「仮想通貨を預けることで、利息や受動的所得を得ようという需要の高まりは、仮想通貨がそれだけ深く浸透した事実を映し出している。」Amber GroupのCEOマイケル・ウー(Michael Wu)氏はこのように述べ、また、「我々にとって重要なのは、顧客が長期的な価値を最適化しながら投資できるよう最先端のシステムを提供することだ。」と話した。
Amberのサービスが他社と一線を画すのは、敏腕の仮想通貨投資家から業界に馴染みの薄いユーザーまで、誰もが直感的に使えるシステムを提供することで、彼らが長期的に仮想通貨マーケットに参加できることだ。顧客は資産をAmberアプリ上のウォレットに預け入れることで、ビットコイン(Bitcoin)、イーサリアム(Ethereum)、米ドルに裏付けされたステーブルコイン(Stablecoin)等任意の通貨で利息を稼ぐことができる。
Amberアプリは2020年第3四半期始めにAmber Groupがリリースし、利率ソフト一式をはじめとした多くのシステムを個々のユーザーに提供している。Amberアプリの“Earn”(稼ぐ)項目を利用すれば、預金に対して最大5%の年間利回りで、また、1〜360日までのサブスクリプションに対しては最大16%の年換算利回りで収益を得ることができる。Amberの“Earn”システムでは、主に次の3つの方法で資産を増やしている:スポット取引と先物取引の価格差を利用したベーシス取引、取引先組織や企業に対する超過担保による貸付利息、レバレッジ取引を行うユーザーが支払う短期貸付利子。
今年に入り、Amberアプリは「収益ロケット」(Yield Boost)という機能を追加した。アマチュアトレーダーが、相場観を金銭化することで安全かつ簡単に収益を増やせる仕組みだ。「収益ロケット」では、通貨の組み合わせ、満期日、権利行使価格がカスタマイズできる。ユーザーは数日から数ヶ月まで広い選択肢から期間を選び、個別に流動性やリスク選好の度合いを調整できる。
現在、Amberアプリは9か国語に対応し、140の国と地域で利用することができる。グループ全体の累計取引額は5千億ドルを超え、管理する資産は15億ドル以上だ。Amber Groupは6月にシリーズBラウンドとして1億ドルの資金調達を行い、その総資金は1億28千万ドルに達した。これにより、グループ会社としての評価額は10億ドルを超え、フィンテックにおけるユニコーン企業に加わった。
Amber Groupについて
Amber Groupは、香港、台北、ソウル、バンクーバーを拠点とし、24時間体制で稼働する世界最大の仮想通貨金融サービス企業の1つである。現在までに、China Renaissance Group、Tiger Global Management、DCM Ventures、Tiger Brokers、Sky9 Capital、Arena Holdings、Tru Arrow Partners、A&T Capital、Gobi Partners、Paradigm、Pantera Capital、Coinbase Ventures、Blockchain.com、Polychain Capital、Dragonfly CapitalやFenbushi Capitalなどから総額1億2,800万ドルを調達している。(詳細はwww.ambergroup.ioで確認。)