インドで300万人以上のユーザーがいるとされる、仮想通貨(暗号資産)取引所ゼップペイ(Zebpay)がノンファンジブル・トークン(NFT)マーケットプレイスの「Dazzle」を立ち上げたことを発表した。

NFTは非代替性トークンとも呼ばれ、ブロックチェーン上で記録された固有の価値や情報を持つものだ。ブロックチェーンゲーム内でのアイテムやキャラクターなどにNFTが使われている。

ゼップペイの担当者がコインテレグラフに明らかにしたところによると、インドで500万人いる仮想通貨投資家に対し、仮想通貨以外のブロックチェーンとの関わりを促進する目的があるという。

デジタルアート市場などの分野では、NFTがインドのアーティストに対してデジタル著作権を保護し、作品を収益化する新たな機会を提供する可能性があると、同取引所は考えている。担当者はさらに、NFTの世界市場は成長を続け、現在は総額1億ドルに達していると指摘した。

Dazzleでは様々なプログラムを通じて、ユーザーにトークンを配布する予定だという。

「まずは、会員費や取引手数料が無料のリワードトークンから始める。おそらく、これらを販売することはない。エコシステムの種を蒔き、メンバーが有機的に成長していくようにしたい。」

既報の通り、NFTやデジタルコレクティブはP2Pマーケットプレイスでの取引高が急増している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン