匿名通貨のジーキャッシュ(ZEC)が18日、初めて半減期を迎えた。半減期の実行ブロック1046400が18日21時34分に行われ、マイニングのブロック報酬が6.25ZECから3.125ZECと半分になった。
同時にプラットフォームの開発基金を設立したほか、物議を醸していた「Founders Rewards」を削除したキャノピーへのアップグレードが実施された。
キャノピーとはジーキャッシュの5回目のメジャーアップグレードで、主にマイニング報酬の配分を変更する目的があった。半減期後にマイニング報酬の80%をマイナーの取り分とし、8%をサードパーティ支援用助成金である「メジャー・グラント・ファンド」に、7%をジーキャッシュ開発組織の「エレクトリック・コイン・カンパニー(ECC)」に、5%をジーキャッシュ財団に割り当てる。この方針は今年1月のコミュニティ投票で決定されていた。
これまではマイナー以外の20%分の報酬はECCとジーキャッシュ財団、ジーキャッシュ作成に貢献した創業者や投資家グループに分配されていた。しかし、創業者の取り分が14.2%と多かった。今回の半減期で、この創業者向け報酬が失効するため、ZEC開発とサポート用資金を将来どのように確保するか議論になっていた。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン