13時30分時点の南アフリカランド円は7.4122円。0.0033円の円高水準となっている。
昨日発表された7-9月期のGDPは、前期比-0.6%(予想0.1%)・前年比0.1%(予想0.4%)といずれも市場予想を下回り、南アフリカランドは売られた。11月13日に発表になった9月小売売上高が0.2%と市場予想の1.9%を大きく下回ったので警戒されてはいたが、前期比マイナスのインパクトは大きかった。
米中貿易協議に対する期待感からリスクオンの流れが続き、10月28日の高値7.5091を更新していたが、GDP発表と米中貿易協議の不透明感から売られる展開になった。
本日は16時15分に南アフリカHSBC全体経済購買担当者指数(PMI)が発表される。前回の結果は49.2で市場予想は49.4。景気判断の分かれ目となる50を大きく超えれば別だが、GDPの悪化や米中貿易協議の不透明感から上値は重いだろう。
テクニカル分析
南アフリカランド円予想レンジ 7.38~7.48円
10月28日の高値7.5091円を更新して7.5166円までランド高・円安が進んだが、200日移動平均線を割り込む水準まで下落している。
20日移動平均線が下支えになるが、割り込むようだと調整色が強まる展開になるだろう。