15時9分時点のランド円は7.3491とプラス圏で推移している。昨日のランド円は、安値7.2787まで下落。米中貿易交渉を巡る不透明感が背景だ。株式市場でもFTSE/JSE All Shareが3日続落し、終値は0.78%安の56174.93だった。
今月1日のムーディーズ格付け据え置き以降、上昇基調を強めていたが、9月製造業生産が前年比-2.4%と予想の-0.9%を下回ったことや、10月の民間購買担当者景気指数(PMI)も好不況の分かれ目となる50を6カ月連続で下回っており、国内景気の状況はよくない。
米中貿易交渉に不透明感がでてきたことから、調整の動きが続いているようだ。
テクニカル分析
ランド円予想レンジ7.25~7.4
本日は100日移動平均線と20日移動平均線に挟まれての推移。100日移動平均線を回復していることから自律反発の動きとなっている。米中貿易交渉の不透明感が強まっていることから上値は重そうだが、20日移動平均線を突破すればリバウンドの動きとなりそうだ。
ランド円週足
少し長期のチャートを見てみよう。週足で2018年7月の高値9.2958からトレンドラインを引くと、11月の高値も上値を抑えられた形になっている。今年8月からリバウンドが続いてきたが、長期では下降トレンド継続と判断できるだろう。
FTSE/JSE All Share指数は3営業日続落。20・100・200日の各移動平均線を割り込んで終了した。本日は自立反発の動きが期待されるが、昨日の安値55930.50を割り込むと下値模索の展開となりそうだ。