ブロックチェーンゲーム企業のアニモカ・ブランズ(Animoca Brands)は、ブロックチェーンゲーム「F1デルタタイム(F1 Delta Time)」のノン・ファンジブル・トークン(NFT)のステーキングを開始した。
NFTをステーキングをするユーザーは、REVVトークンの形で毎週の配当を獲得できる。REVVトークンは、ユーティリティトークンとして、ゲームのコアタイムトライアルモードやグランプリモードの参加のために使うことができる。
アニモカはまた、今年後半にNFTを購入するための支払手段としてREVVをサポートする予定だ。ゲームのNFTには、プレイヤーが所有できるユニークなレースカーやドライバー、車のコンポ―ネント、ギアやタイヤなどが含まれている。
アニモカ・ブランズのヤット・シュウCEOは「REVVのパイプラインには現在、従来のトークンセールはない」とコインテレグラフに述べている。シュウ氏は、REVVトークンはF1デルタタイムのNFTステーキングではないと取得できないと強調した。
「目標は、F1デルタタイムでの使用を通じて、最初にトークンの真のユーティリティを確立することだ。さらに、MotoGPゲームのような追加のゲームのリリースを通じて、REVVのサポートを拡大するとともに、取引所での上場を目指す」
シュウ氏は、NFTの所有者がトークンから配当を獲得し、NFTと仮想通貨(暗号資産)コミュニティの両方で「異花受粉(Cross-pollination)」を推進するためにNFTステーキングを導入したと述べている。
「一般的な仮想通貨オーディエンスには、初めてNFTの潜在的な価値が提示され、NFTオーディエンスには、交換可能な仮想通貨へのゲートウェイが与えられることになる」
F1デルタタイムには、REVVトークンの全供給量30億REVVのうち5億REVVが割り当てられ、トークンはゲームの4つのプールに割り当てられる。
第1ラウンドのステーキングでは、12週間で602万のREVVが配布される。毎週の報酬は、初期のステーキング利用者へのインセンティブとして、徐々に減少していく。毎週の報酬の合計は、12週間の期間で70万トークンから33万2500トークンに減少する。
ステーキング報酬は、ユーザーがステーキングしているNFTの希少性によっても異なる。2億トークンは、「F1デルタタイムの成長に応じて、ほかのプールに注入できるバックアップファンド」としてリザーブされるが、約2億7400万トークンがゲームプレイの報酬としてプレイヤーに配布される。
確認済アカウントの所有者などへのエアドロップを含め、2000万トークンがマーケティングやプロモーション目的に指定されている。
しかし、F1デルタタイムはまだ初期の段階であり、F1デルタタイムのユーザーベースは、現在約4000のプレイヤーアカウントと470のNFTオーナーで構成されている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン