トップ25の仮想通貨の中でXRPは2019年のパフォーマンスが悪かったが、今年も改善の兆候が見られていない。

仮想通貨分析企業メサーリが今週発表したデータによると、2020年の第1四半期にXRPはトップ25の仮想通貨の中でパフォーマンスが一番悪かった。また取引高では、時価総額11位のチェインリンク(LINK)にも追い越された。

LINK surpasses XRP in daily volume

(Source: Ryan Selkis 「仮想通貨取引高」)

チェーンリンクは、イーサリアムのブロックチェーン規格ERC-20トークン。ネット上のデータをブロックチェーン上で適用できるように変換するプロジェクトで、オラクルとも呼ばれている。昨年にはグーグルが名前に触れただけで期待が高まり、LINKが暴騰したこともあった。

XRPは2019年はビットコインに対して66%下落。また米ドル建では0.36ドルから0.18ドルに半減した。新型コロナウイルス蔓延前にはリップル社によるXRPの「投げ売り」が批判されたこともあった。

先月にリップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは、「(もしXRP売却がなければ)我々は利益を出していないし、キャッシュフローがポジティブになっていないだろう」と認めていた

さらはリップル社は米国証券法に違反してXRPを販売したとして集団訴訟に直面している。

翻訳・編集 コインテレグラフ ジャパン