XRP(XRP)の価格が2ドル水準へ下落する前に、取引手数料が大幅に低下していたことが明らかになった。アナリストはこれがより深い調整につながる恐れがあると指摘している。
XRP取引手数料、5年ぶり低水準に急落
オンチェーンデータ提供企業グラスノードによれば、XRPレジャー(XRPL)上の1日あたりの取引手数料総額は年初以降大きく落ち込んでいる。
グラスノードは木曜のX投稿で、XRPの1日あたりの手数料支払額が2月9日の5900XRPから約650XRPへと低下したと述べ、「これは2020年12月以来となる水準で、89%の急減に相当する」と指摘した。
この手数料下落は、XRPの先物未決済建玉(OI)の急減とも一致している。建玉は10月初旬の17.5億XRPから7.4億XRPへと低下し、59%の縮小となった。
加えて、資金調達率も0.01%から0.001%(7日移動平均)へ低下しており、デリバティブ取引者の間でXRPの回復力への信頼が弱まっていることを示唆している。
XRPに対するソーシャルセンチメントは「恐怖ゾーン」に落ち込み、10月初旬以来最大のFUD(恐怖・不確実性・疑念)状態となっている。しかし一部アナリストは、こうした極端な心理悪化が過去と同様、XRP価格の大規模反発の前兆となり得るとも指摘する。
XRPの下降トライアングルは1.73ドルを示唆
XRP/USDの価格チャートでは、下降トライアングルパターンが完成した場合、さらに下落するリスクを示唆している。
以下のチャートが示すように、価格がトライアングルのサポートライン(2ドル付近)を割り込むと、さらなる下落が生じる可能性がある。
パターンのターゲットは1.7ドル付近で、現在価格から15%の下落に相当する。
2ドルから1.98ドルのゾーンはXRPにとって重要なサポートゾーンであり、これを維持できなければ1.61ドルまでのさらなる下落リスクが高まるとみられている。
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