XRP(XRP)は18日、3.66ドルを上回る数年ぶりの高値を記録し、強気派による積極的な買いを示した。これにより、XRPの時価総額は21日、一時的に世界的ファストフード大手マクドナルドを上回った。ただし、この上昇の勢いを維持できなかったことで、短期的な買い手が利益確定に動いた可能性がある。

今後注目すべき重要なサポートとレジスタンスの水準はどこか。チャートから分析する。

XRP価格予測

XRPは、過去数日間3.66ドルのレジスタンスを突破できず、3.40ドルを割り込む形で反落に転じた。

XRP/USDT 日足チャート Source: Cointelegraph/TradingView

XRP/USDTのペアは、重要な節目である20日間指数平滑移動平均(EMA/2.99ドル)まで下落する可能性がある。この水準から強く反発するようであれば、割安水準での買い意欲が強いことを示す。強気派はその後、再び価格を3.66ドルまで押し上げようと試みるだろう。3.66ドルを明確に上抜けて終値を付ければ、4ドル、さらには4.86ドルまで上昇する可能性がある。

この強気シナリオは、価格が下落を続けて20日間EMAを割り込んだ場合には無効となる。この動きは、3.40ドル超えが「ブルトラップ(強気派を誘い込む偽のブレイクアウト)」だった可能性を示す。

XRP/USDT 4時間足チャート Source: Cointelegraph/TradingView

また、XRPは3.34ドルのサポートを下抜けており、弱気派が巻き返しを図っていることがうかがえる。次のサポートは3ドル、さらにその下は2.80ドルとなる。このサポートゾーンから価格が反転し、移動平均線を上抜ければ、調整局面が終了した可能性がある。ペアはその後、再び3.66ドルを目指す展開となるだろう。

一方で、反発が20日EMA付近で止まるようであれば、投資家心理が「押し目買い」から「戻り売り」へと変化した可能性がある。そうなれば、2.60ドルまでのさらなる下落リスクが高まり、上昇トレンド再開は後ろ倒しになるかもしれない。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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