XRP価格は6日、2018年3月以来初めて1ドルを回復し、時価総額は470億ドルに達した。

仮想通貨市場全体では4位に位置し、ビットコインが低調な一方で、XRPが大きく上昇している。

XRP/BTC 1-month price chart (Bitstamp). Source: TradingView.com

テクニカル的な上昇でファンダメンタルズは低調か

XRPが0.75ドル付近で推移していた際に、仮想通貨トレーダーは、XRPの価格構造がテクニカル的に強気であることを指摘していた。

仮想通貨デリバティブトレーダーのカンタリング・クラーク氏は、XRPは上昇するための要素がチャートから読み取れると指摘。以来、XRPは0.75ドルから1ドルまで上昇した。

「XRPはテクニカル的に強気な要素を持っている。取引所での上場廃止と評価損のために市場はショートになっていた。まだ上昇の余地はあるだろう」

Kaleoと呼ばれるトレーダーは、XRPのビットコインに対する上昇は続くとみる。1ドルを回復したのちに、同氏は、3年間の下落トレンドは抜け出す直前であると指摘した

XRP/Bitcoin on Poloniex. Source: Kaleo, TradingView.com

ソーシャル活動が活発化

テクニカルの他に、XRPが上昇した要因はソーシャル上での活動が活発化したことだ。

データ分析を手がけるサンティメントによると、XRPのソーシャル活動は、他の仮想通貨と連動して急速に増加しているという。

「ほとんどのアルトコインは週明けから上昇基調を維持しており、時価総額トップ100の資産の中で5ヶ月ぶりの高値となっているのがSTXだ。その他にはXRP、XTZ、FTM、BTGが急騰している」

XRPのチャート構造が失われず、ソーシャル活動が高いままであれば、レジスタンスラインまで上昇を続けるだろう。

次の主要なレジスタンスは1.20ドル付近にあり、その後は2017年12月に記録した2ドルに大きな売り壁がある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン