ビットコイン(BTC)の価格は2019年に大幅に上昇したが、アルトコインの方は19年はじめから大幅に低下している。

さらにほとんどのアルトコインはBTCペアでは新しい安値を更新する事態となり、多くのアルトコインは潜在的なサポートを探す下降トレンドにある。

これらのコインの1つがXRPだ。19年全体で0.39ドルから0.195ドルまで下落した。2020年はXRPをはじめとするアルトコインにとってどのような年になるのか。トレンドの転換はあるのか?ここで分析してみたいと思う。

 

XRPは19年に対ドルで苦戦

2019年はXRPの投資家にとっては楽しい年ではなかった。価格が何度も安値を更新する事態となったからだ。

(出典: TradingView XRP/USD 日足チャート)

19年はじめ、XRPの価格は0.3ドルのサポートを維持していた。しかし、その後XRPはこのサポートを維持することができず、0.30ドルを下抜けてしまうことになる。

今年後半、0.30ドルのレジスタンスを突破しようとする試みが行われたが、11月前半に見られたように、その試みは成功しなかった。この試みが失敗した後、XRPは反落し、0.176ドルまで下落してしまった。前回この価格レベルだったのは17年11月、XRPの急反発の直前だった。

BTCペアでは重要なサポートが支えに

(出典: TradingView XRP/BTC 4-day chart)

XRP/BTCのペアでも下降トレンドは続いている。19年はじめには0.000096BTC近辺で始まり、19年末には0.000026BTCで推移している。つまり、対BTCでは価値が3分の1にまで目減りしたことになる。

ただし、チャートをみると、いくつかの刺激的なシグナルを見つけることができる。まず第一に、かなりの強気のダイバージェンスがまだ適用される。同様のダイバージェンスは、15年11月と17年11月はじめにも見ることができた。以前のときは、XRPは急反発する動きを見せた。

さらにXRP/BTCにとって重要なのは、サポート(緑色のゾーン)を維持していることだ。19年9月の値動きは悪いサインではない。ただし、強気のダイバージェンスの妥当性をはっきりさせるためには、価格がより高い下値を付けるhigher lowが必要だろう。

ほかのアルトコインと同様に、XRPは大きな下降トレンドに直面している。上のチャートでの赤いラインのように、1年以上にわたって続いている傾向だ。この下降トレンドを打ち破るのは、大きな急反発になる可能性がある。

2020年には何が起こるか?

2019年は、アルトコイン投資家にとっては最高と言える年ではなかった。一部のアルトコインは大幅な成長を遂げたものの、多くのコインは年間で2桁の損失となっている。

チェインリンク(LINK)は1,500%、バイナンスコイン(BNB)は650%、マティックネットワーク(MATIC)は1,360%の上昇となった。

ただし、ほかの主要なアルトコインでは同じような動きにはならなかった。それでは2020年のアルトコイン相場は一体どうなるのか?

(出典; CoinTrader.Pro アルトコイン・ドミナンス チャート)

過去のチャートを分析すると、年の第1四半期がアルトコインを取引するには最適の時期になる傾向がある。アルトコインのドミナンスは2016年1月に上昇し、イーサリアム(ETH)は1,900%上昇した。17年1月も同じように重要なブレイクアウトにつながった。また18年も同様の動きがあった。

2016年1月に匹敵するか?

市場のサイクルを注意深くみることは、すべてのアナリストが行っていることだ。特に、人々はビットコインが最高値を付けた17年12月と比較する傾向があるだろう。

ただし、市場では15年12月に同様のパラボリックな動きがみられたが、大きな違いがあった。17年12月の強気相場では、市場にヒステリックな陶酔感があったが、15年の同様のパラボリックな上昇ではビットコインは大きな関心を引き付けることはなかった。

つまり、15年当時の状況は現在の状況と比較するのがより自然なように思える。いまは陶酔感というよりは、お葬式なような状況だからだ。

XRPは2015年12月の状況に似ている

(出典: TradingView XRP USD 2-day chart)

XRPを対ドルで分析すると、市場は15年12月の状況と類似していることを示している。その時と同様、価格はサポートのレンジを下抜け、新しい下値を付けた時だった(青色のラインを見て欲しい)。

加えて、XRPは下降トレンドを示している。この下降トレンドを突破すれば、上昇につながるだろう。XRPを0.48ドルにまで押し上げる可能性がある。

下降トレンドにあるイーサリアム

(出典: TradingView ETH BTC 2-day chart)

下降トレンドに直面しているのはXRPだけではない、イーサ(ETH)も全体的に見るとかなり不振な年だった。

ETH価格は、第1四半期に好調という19年の優れた好例だった。実際、ETHはローンチ以来、常に第1四半期が好調だった。16年から17年にかけて、下降トレンドは上昇トレンドに転換した。18年の場合はQ1が価格のピークだった。

19年はじめの弱気相場では60%の上昇も見せている。しかし、それでもETHは長らく下降トレンドにあるといえるだろう。

結論として、これらの下降トレンドに直面していることを考えれば、ETHをはじめとする主要なアルトコインはすぐに動き始めなければならない。基本的にETHやXRPのような主要コインが動き始めれば、ほかのコインも続く傾向がある。したがって、ETHが上昇し始めた場合(イーサリアム2.0がきっかけになるケースとそうでない場合があるだろう)、ほとんどのERC-20トークンは追随し、19年にはまったく発生しなかった「アルトシーズン(アルトの季節)」をスタートさせる可能性がある。

Happy New Year! 

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。