仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)、その他の上位仮想通貨は年初来高値の価格で推移している一方で、低調なのがリップル(XRP)だ。
足元では4%増の0.193ドル付近で推移しているが、これは今年初頭の価格とほぼ変わらず、年初来高値である0.34ドルを大きく下回っている。
(出典:Coin360 7月8日 「1年間の値動き」)
XRPはイーサリアムの先行指標?
一方のビットコインは25%増、イーサに関しては70%以上上昇している。
しかし、こうしたXRPの低調が、イーサに悪影響を与えるかもしれないとの指摘が出ている。
仮想通貨トレーダーのCryptoCapo氏は5月〜6月のXRPのチャートが現在のイーサの価格動向と似ていることを提示した。
「XRPがETHの先行指標だとしたら?」
What if $XRP is the leading indicator of $ETH? pic.twitter.com/rWdUQkus9I
— il Capo Of Crypto (@CryptoCapo_) July 7, 2020
CryptoCapo氏はもしイーサがXRPの後を追うように動けば200ドル付近まで下落するかもしれないと予想した。
年後半に低調なETH
一方で、歴史的にイーサは年後半に調整局面に入ることが多いとされている。
仮想通貨アナリストのedwardsmorra_BTCは以下のように指摘した。
「もしETHがこれまでのサイクルに従うならば、今年の高値はすでに終わっており、今後半年間の調整に入るかもしれない」
$ETH Seasonality
— Edward Morra (@edwardmorra_btc) June 15, 2020
Since 2016, 7/9 times ETH pumped during first of the year & then corrected during second half. Only exceptions are 2 cycles in 2017-18 bullmarket when they swapped. If ETH follows its cycle this time then high of the year could be in & we've 6 month correction pic.twitter.com/2VomUt0n6R
一方で既報の通り、イーサのアクティブなアドレス数が50万アドレスを突破。イーサリアム史上、同じ現象が起きたのは、イーサが過去最高値である1400ドルをつけた2018年1月だったことが指摘されている。