仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)、その他の上位仮想通貨は年初来高値の価格で推移している一方で、低調なのがリップル(XRP)だ。

足元では4%増の0.193ドル付近で推移しているが、これは今年初頭の価格とほぼ変わらず、年初来高値である0.34ドルを大きく下回っている。

xrp
(出典:Coin360 7月8日 「1年間の値動き」)

XRPはイーサリアムの先行指標?

一方のビットコインは25%増、イーサに関しては70%以上上昇している。

しかし、こうしたXRPの低調が、イーサに悪影響を与えるかもしれないとの指摘が出ている。

仮想通貨トレーダーのCryptoCapo氏は5月〜6月のXRPのチャートが現在のイーサの価格動向と似ていることを提示した。

「XRPがETHの先行指標だとしたら?」

CryptoCapo氏はもしイーサがXRPの後を追うように動けば200ドル付近まで下落するかもしれないと予想した。

年後半に低調なETH

一方で、歴史的にイーサは年後半に調整局面に入ることが多いとされている。

仮想通貨アナリストのedwardsmorra_BTCは以下のように指摘した。

「もしETHがこれまでのサイクルに従うならば、今年の高値はすでに終わっており、今後半年間の調整に入るかもしれない」

一方で既報の通り、イーサのアクティブなアドレス数が50万アドレスを突破。イーサリアム史上、同じ現象が起きたのは、イーサが過去最高値である1400ドルをつけた2018年1月だったことが指摘されている。