X（旧ツイッター）が今後予定されている決済機能専用のアカウントを作成したことで、仮想通貨コミュニティでは、仮想通貨が導入されるかどうかについて憶測が広がっている。

Xは、2024年半ばまでにアプリ内決済サービスを導入する予定とされている。ただし、この機能が従来の法定通貨以外の決済をサポートするのかどうかは不明だ。

XPayments account on X, Jan. 21. Source: X

このアカウントではまだ投稿はされていないが、ゴールドバッジを取得しており、認証済みの組織であることを示している。また、Xバッジも取得していることからXとの関連があるようだ。

仮想通貨研究者のメイソン・ヴァースリウス氏は、16万9000人のフォロワーに対し、XRP、ステラ（XLM）、XDCなどの「X」で始まる仮想通貨がアプリに登場する可能性を指摘した。

一方、X上でドージコイン（DOGE）が決済に採用される可能性について憶測が度々言及されている。仮想通貨がXに採用される場合は、DOGEが最も可能性が高いと多くの人が推測している。

2023年10月には、Xの公式アカウントで犬が電話に出るミーム画像が投稿された。これを受けて、ドージコインコミュニティは、ドージコインの採用があるのではないかと予想した。

一方、仮想通貨研究者のトークナイサー氏は、36,200人のフォロワーに対し、Xが仮想通貨に関するコンテンツへの興味が薄れているのではないかと投稿した。2023年にXは広告の収益共有システムを導入し、コンテンツ作成者がアプリ内でコンテンツを収益化できるようにしたが、この収益が減少しているという。

「最近、Xが仮想通貨コンテンツの支払いを減らしているように感じる」と投稿した。

同氏は「数か月前は40ドルから70ドルを受け取っていたのに、今は16ドルだ」と説明した。

ただし、支払いシステムは、コンテンツ作成者のインプレッションに基づいているため、期間によって変動する可能性がある。

2022年4月にマスク氏がツイッターを買収して以来、Xが新たなプラットフォームへと更新されるペースや、仮想通貨の統合の可能性について、多くの予測がなされてきた。

2023年7月、コインテレグラフはマスク氏がXが最終的に人々に「包括的な金融世界を運営する能力」を提供すると報じた。