イーロン・マスク氏によるツイッターのリブランディングは、プラットフォーム上に金融サービスを組み込むという、より大きな計画の一部であるようだ。

7月25日、イーロン・マスク氏は自身の企業「Xコープ」がツイッターを「言論の自由」を守り、自身が開発中の「全てを網羅するアプリ」、通称「X」の発展を進めるために買収したことを明らかにした。マスク氏は今後数ヶ月のうちに、ユーザーがそのプラットフォーム上で「全ての金融世界」を行うことができるようになると示唆した。

マスク氏はまた、「包括的なコミュニケーション」の追加と金融サービスの拡張が、元々のツイッターの精神に合わないため、名前の変更が必要だったと主張。ツイッターのロゴは、7月24日に青い鳥から「X」のシンボルに変わった。

マスク氏はインタビューで、正しく実行すれば、Xは銀行業務、支払いなどの計画を含む「世界の金融システムの半分」を包含する可能性があると述べた。いくつかの意見では、Xアプリの可能性は中国のWeChatに似ているとの見方が示されている。

マスク氏は2022年10月に440億ドルでツイッターを買収して以降、金融サービスのプラットフォームへの統合を主張していた。

4月には、マスク氏は一時的にツイッターのロゴをドージに変更し、これによりミームコインのドージコイン(DOGE)が発表後1時間で20%上昇した。

数週間後、CNBCはツイッターがフィンテックプラットフォームのeToroとのパートナーシップで、ユーザーがプラットフォーム上で仮想通貨と株を取引できる新機能を導入すると報じた。

リブランディング直後、ユーザーはマスク氏のプロフィールにドージのシンボルが追加されたことに気付き、これが仮想通貨コミュニティの間でプラットフォーム上でのドージコインの決済統合の噂を呼び起こした。

マスク氏がドージコインの推進者として仮想通貨コミュニティとの関係を続けているが、仮想通貨ツイッターはプラットフォームの再ブランディングに対して賛否両論ある。

コミュニティの中には、この決定は「狂気」と呼ぶ人もいれば、ツイッターの名称を使い続ける人もいる。一部の人々はツイッターの名前を保持し、Xをプラットフォームのウォレット名として使用することを提案した。