中国の大手ビットコインマイニング企業であるビットメインで、創業者のジハン・ウー氏が再びCEOとなると非公開のイベントで発表していたことがわかった。ブルームバーグが報じた

ビットメインはウー氏と共同創業者のミクリー・ザン・ケチュアン氏が共同でCEOを務めていたが、両者は香港証券取引所IPO失敗などを受けて、共同CEOから退いていた。さらに10月にはウー氏がケチュアン氏を突如解任。両者の仲違いが報じられている。

ウー氏のCEO就任発表は12月10日に中国四川省の成都でクライアント向けに非公開で開催したイベントでウー氏自らが発表したもようだ。

ケチュアン氏の解任を発表してから初の公の場で、ここでウー氏は再びCEOの座につくことを発表した。

突如解任については、ケチュアン氏が法的措置を講じ、ビットメインに戻る意向を示していると報じられていた。

【関連記事:仮想通貨マイニング大手ビットメインを突如解任された共同創業者、攻勢転じる「法的措置講じる」

新たな販売戦略も

イベントでウー氏は顧客誘致のための新しい販売戦略も発表。マイニング機器を大量に購入する顧客に最低で20%のデポジットを求めることを明らかにした。マイニング機器の購入ではデポジットは50%か前払いを求めることが多い中で、購入促進につなげる計画だ。

これについて、コインテレグラフはビットメイン広報に確認しているが、記事執筆時点で回答は得られていない。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン