仮想通貨ビットコイン(BTC)と金などの伝統的な資産の間に強い相関関係が見られると28日付のウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。仮想通貨が伝統的なマーケットと連動して動きの背景にあるのは、仮想通貨市場に対する機関投資家の流入かもしれない。
記事がExcalibur Pro Inc.のデータを引用して明らかにしたところによると、ビットコインと金の過去5日間の相関係数は、0.84。正の相関関係の最大値は1で負の相関関係の最小値は-1だ。また、ビットコインは、市場参加者の心理を表すVIX指数(別名 恐怖指数)との相関関係も強く、相関係数は0.77だった。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、仮想通貨業界に機関投資家の流入が起きているのではないかと分析。高い規制コンプライアンスに従ったインフラや取引サービスの構築が進んだ結果だとみている。また記事は、仮想通貨の先物取引やETF取引などが到来することも一因にあげた。
市場が注目する先物取引は、1月24日に予定されているバックトのビットコイン先物取引開始。また、ETFは、米証券取引委員会(SEC)が米運用会社ヴァンエックと金融サービス企業のソリッドXが取引所Cboeと組んで申請中であるビットコインETFの可否判断について、2019年2月27日までに判断する。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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