ビットコインが日本時間で19日夜、急落し33000ドルを割った。一日で1万ドル近くの下げ幅となり年初の水準に戻ったかたちだ。
今回ビットコイン価格は200日移動平均線も割り売りが加速。下落の規模等から海外主要メディア等も速報で報じている。中国人民銀行が金融機関や決済サービス業者に仮想通貨を取り扱わないように促した声明が売り材料になったとする分析が多い。
一時間で3000億円、24時間で約7000億円の買いポジションが清算されたことが観測されている。ブロックチェーン分析会社「グラスノード」のラファエル・シュルツクラフト共同創業者は、短期売買を目的としたトレーダーが「含み損」を抱え始めたと指摘。ビットコインを最近買った人が痛みを感じつつある局面ということだ。
ビットコイン以外の仮想通貨も同様で、前日比で30%以上下げているものも多い。ビットコインキャッシュやライトコイン、そしてポルカドット等は40%近くの下落幅となっている。直近で急騰していた「柴犬コイン(SHIB)」は50%近く下げている。
イーサリアムは一時2000ドルを割った後、一旦反発している。
アルトコインの下げを背景に、仮想通貨市場全体の時価総額に占めるビットコインの時価総額の割合は40%から45%に急上昇した。