相互運用プロジェクト「ワームホール」と合成ドルプロトコル「Ethena Labs」、そして「ウェーブスプロトコル」に関連する仮想通貨が、ソーシャルメディアで注目を集めている。

サンティメントのデータによると、ワームホールのトークン(W)とEthena Labsのガバナンストークン(ENA)は最近、数百万ドル規模のエアドロップを実施し、ウェーブスのトークン(WAVES)はバイナンスでの取り扱い中止の可能性が指摘されたことでトレーダーの関心を集めている。

Source: Santiment

マルチチェーン相互運用プロジェクトであるワームホールは3月3日に「ワームホールトークン生成イベント」を行い、約40万の適格ウォレットに合計6億7000万トークンを配布した。ワームホールは2月、このイベントを「ワームホールを分散型でパーミッションレスの未来へと進める上で重要なステップ」と位置付けた。

しかし、ワームホールのトークンWは、コインゲッコーが4月3日から価格を追跡し始めて以来、27.5%下落し1.20ドルになった。

また、ワームホールのチームが2022年2月にプロトコルから3億2130万ドルを盗んだ犯人のアドレスを一時的に除外するのを忘れていたという報告もある。

Source: Pland

ENAも4月2日のトークンローンチに続き、4億5000万ドル規模のエアドロップを含めて注目を集めている。最大の受領者は330万ENAトークンを受け取り、当時の価値は196万ドルだった。ENAはその後1ドルを超えて急騰し、保有者のENAの価値は現在340万ドル以上になっている。

ENAが運用を開始するとすぐに、バイナンス、バイビット、クーコイン、HTX、MEXC、ビットマートなどの大手仮想通貨取引所に上場された。Ethenaはイーサリアム上に構築された合成ドルプロトコルで、伝統的な銀行システムに依存しない仮想通貨ネイティブのソリューションを提供するという。

一方、ウェーブスプロトコルのWAVEトークンは4月2日以降32.5%下落し2.88ドルになり、トレーダーの注目を集めている。サンティメントの「AIサマリー」によると、WAVESはニュートリノ(XTN)のトレジャリーファンドをウェーブスインデックスプールに投資する提案がトレンドとなっているためだという。

ただし、WAVESはバイナンスのモニタリングタグリストに追加されたこともあり、上場廃止になる可能性もある。