紛争ダイヤモンド追跡で業界最大手アルロサがデビアスのブロックチェーンプロジェクトに参加

世界最大のダイヤモンド鉱山運営企業であるロシアのアルロサは、同業界大手デビアスが展開するダイヤモンドサプライチェーンのブロックチェーンプラットフォーム「Tracr」のパイロット事業に参加した。鉱業業界のニュース誌マイニング・ウィークリーが29日伝えた

アルロサはカラットで世界最大の生ダイヤモンドの生産者。デビアスとともに、両社は世界のダイヤモンド供給量の約半分を生産している。2018第3四半期のアルロサのダイヤモンドの売上高は前年比12%増の9億4900万ドルだった。

Tracrのパイロットが最初に発表されたのは今年1月。鉱山から小売までのダイヤモンドバリューチェーンの透明性と消費者の信頼を向上させることを目指している。

このソリューションは、ダイヤモンド毎に主要な属性とトランザクションを記録したデジタル証明書を作成することで機能する。データはブロックチェーンに永久に格納され、買い手は購入するダイヤモンドが天然で紛争ダイヤモンドではないことを確認できる。

紛争ダイヤモンド(またはブラッドダイヤモンド)とは、戦闘区域で採掘され、戦闘資金を調達するために売買されるダイヤモンドのこと。

アルロサCEOのセルゲイ・イワノフ氏は、Tracrへの参加は、「共通の目標」のために業界の協力が必要であるという信念によるものと動機を話した。

Tracrブロックチェーンイニシアチブは、キンバリー・プロセス、ワールド・ダイヤモンド・カウンシル(WDC)の保証制度、責任ある宝飾のための協議会(CRJP)など、ダイヤモンドの出所と品質に対する業界の信頼を高めるために既に機能している既存の規制とスキームを補完するように設計されているという。

Tracrはデビアス、ダイアコア、ディアラフ、KGKグループといった業界リーダーらとともに開発された。デビアスは今年5月、同ソリューションを使い高価値ダイヤモンドを100個追跡することに成功している。

 

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