取引量で世界一の仮想通貨取引所バイナンスが急成長を遂げている。仮想通貨相場がやや低調となるなか、10日には一日の口座開設数が24万件となり記録を更新した。

 また、世界第二位の富豪で伝説的な投資家であるウォーレン・バフェット氏が「仮想通貨は悲惨な結末を迎える」と発言したことについて、仮想通貨取引所大手バイナンスの趙長鵬(ジャオ・チャンポン)CEOはブルームバーグの取材に答え「ウォーレン・バフェットは投資の観点から本当に尊敬する人物。だが仮想通貨を理解しているとは思えない。仮想通貨については大きな間違いを犯していると思う」と述べた。

 また趙CEO自身もバイナンスの成長速度に驚いているという。バイナンスでは、本英文記事発表までの24時間で50億ドル(約5500億円)の取引が行われている。

 バイナンスは先週新規口座開設の受付を停止したが、システム増強をしながら少数の顧客向けに口座開設受付を再開した。

 (「仮想通貨取引所が口座開設審査に追われる バイナンスでは一日で25万人分の口座開設も」2018年1月8日)

 ブロックチェーンを基盤とした資産運用会社であるMiCai社のグレゴリー・ヴァンデンバーグ行動創業者兼CEOがコインテレグラフに語ったところによると「我々はまだ仮想通貨が普及するまでの初期段階にある。バイナンスと他の仮想通貨取引所がサービスを提供しているのは仮想通貨のアーリーアダプター達だ。次にくるのは、30兆ドル(約3000兆円)産業である資産運用業界だ。」