分散型金融(DeFi)プラットフォームのウィンターミュートは、オプティミズム(OP)トークンをバイナンスのウォレットに移動させた。5月31日に予定されている総額5億8700万ドル相当のOPトークンのロック解除を前にしての動きだ。

5月31日には初期出資者や投資家向けに3億8600万OPトークンがロック解除される予定だ。これは、総供給量の9%にあたり、流通供給量は100%以上増加する見込みだ。

ウィンターミュートのウォレットは、過去2日間でバイナンスに265万1000OP(431万ドル相当)を移動させている。オンチェーン分析プラットフォームのスポット・オン・チェーンによると、ウィンターミュートは、すでに1OP当たり1.63ドルでトークンを売却しているという。

同社は、バイナンスおよびコインベースから平均1.01ドルで2131万OPトークンを取得している。ウィンターミュートは、すでに590万トークンを1億600万円で売却し、現時点で1537万OP(約234億円相当)を保有している。

2022年には、イーサリアムのレイヤー2スケーリングソリューションであるオプティミズムが、アンドリーセン・ホロウィッツとパラダイムが主導するシリーズBラウンドで1億5000万ドルを調達した。クランチベースによると、ウィンターミュートはこのラウンドに参加した投資家の1人である。

一方、オプティミズムは6月6日に大規模なアップグレードが予定されている。5月16日にオプティミズムは、「ベッドロック」アップグレードの日程を発表し、これにより取引手数料が削減され、イーサリアムネットワークとの互換性が向上することが期待されている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン